コンパクトカーのSUZUKIスイフトを車中泊できるように改造したですがかなり狭いです。中肉中背の成人男性が1人でギリ寝泊まりできるぐらいです。荷物の置ける場所と量も限られてしまうので、長期間の車中泊旅を考えるならオススメはできません。快適度は★★☆☆☆ってとこです。
スイフト納車時に快適にするために購入した、通常改造の記事はこちらです。
車中泊改造の目的と課題
目的:2ヶ月くらいの日本一周旅行を計画しているが、宿泊代を浮かせるために車内で寝泊まりしたい。
課題:ある程度不自由ない生活できるようにしたい。しかしキャンピングカーのようにしっかりと生活できる装備はコンパクトカーではおそらく不可能なので、最低限必要な快適な寝床の確保と電力の確保のみに絞る。
快適な寝床の確保
快適な寝床の確保するにあたって検討した項目は3つです。
- 寝床スペースの確保
- 車内の温度調整
- 外部から車内への覗き防止
寝床スペースの確保
課題
対策
既製品でバシッとフラットに出来るものがあれば一番楽ですが、探してみたもののそう簡単に見つかるものではなかったのでDIYで組み立てることにしました。
ホームセンターで探索した結果、「イレクターパイプ」もしくは「GFun」で自作できることが判明しました。車内の寸法を測りおおよその完成イメージ図を作成。最終的には「GFun」を使用することに決定しました。
GFunの材質はアルミで出来ているため軽くて丈夫です。全部で3シリーズあって、Sシリーズのフレームは19mm、Nシリーズのフレームは28mm、Gシリーズのフレームは43mmです。
今回はわずかなスペースを埋めるだけなので一番細いものでも強度は十分だと判断してSシリーズを選択しました。
購入品の名称と数量は以下の通りです。
商品名 | 数量 | 単価 | 合計金額 |
GFunフレームS300mm | 6 | 85 | 510 |
GFunフレームS450mm | 14 | 118 | 1,652 |
GFunクロスコネクタS | 20 | 283 | 5,660 |
GFunマルチコネクタインS | 8 | 162 | 1,296 |
GFunフットコネクタS | 6 | 206 | 1,236 |
GFunボードホルダーS | 8 | 173 | 1,384 |
ネジ | 2 | 140 | 280 |
ネジ穴開け用ドリルのアタッチメント | 1 | 393 | 393 |
天板 | 4 | 250 | 1,000 |
合計 | 13,411円 |
思った以上に高くなってしまいました。フレーム自体はとても安価ですが、接合金具のひとつひとつが高価なことと数がたくさん必要になったからですね。
ただ、しっかりと計画立てて組み立てれば好きな形で作れるのでDIY好きな人には向いていると思います。
もし使用しなくなった場合でもバラして違う何かを作る時に転用できることは大いにメリットだと思います。
ネジ穴開け用ドリルのアタッチメントですが、私の場合は電動式ドライバーを所有していますのでアタッチメントだけの購入となりました。電動式ドライバーは必要であればホームセンターで安価で借りることができますし、時間と体力を使いますが完全に手の力だけで開けるハンドドリルを使用して開ける方法もあります。
とりあえず骨組みだけ組み立てたので、配置してみました。
この形にするまでに3度も4度も試行錯誤を重ねました。
完成した骨組みに天板を設置すれば完成です。
ここに幅60cmのマットレスを敷けば寝床の完成です。
これが私の寝床になります。
狭いけどなんとか形になりました。
車内の温度調整
課題
対策
暑いときには窓を開けるか扇風機を使用します。
寒いときには寝袋を使用し寒さをしのぎます。
これらもネットでポチりました。特に選考せず評価の高いものにしました。
設置とかは時にないので車内に置いておきます。
外部から車内への覗き防止
課題
対策
カーテンを設置することで解決を図ることにしました。
メリットとしては開け閉めが楽なことと、暑い時でも窓を開けて風を入れることができることです。
とりあえずネットでポチりました。あまり深く考えずに購入したので、ファミリーカーサイズの大きいカーテンが2つ届きました。
購入したサイズが大きすぎたので、車内の寸法を測定してからカーテンの裁断と縫合を行いました。
裁縫男子の私にとってこんなことは朝飯前です。
リア用を裁断と縫合するだけで足りました。パーテーション用は開封することなく倉庫の肥やしとなってしまったことが少し悔やまれます。
窓が完全に遮断されていい感じです。
写真には写っていませんが、実際には100均で購入した磁石とか吸盤とかもカーテンの加工の時に組み込んでいます。
外部から車内への覗き防止にために購入したもの
電力の確保
次の予定を立てたり記録を残したりするのにスマホやパソコンを使いますし、車中泊なのである程度生活できるだけの電力確保は必須の条件です。
そこで車の屋根にソーラーパネルを設置しポータブル電源に接続して電力を確保しようかと思っていましたが、以下の理由で断念しました。
- 車の屋根が丸みを帯びていてソーラーパネルを設置しにくいこと。
- 車の屋根にアンテナがついていてソーラーパネルの設置範囲に制限があること。
- 乗用車のため、ソーラーパネルを設置することで車の外観が損なわれること。
- 設置すること自体、ただ単に面倒だと感じたこと。
車中泊といってもある程度期間が決まっているの旅の予定だし、ソーラーパネルを設置するためにあれこれ検討して時間を消費することと、あれこれ購入して金銭を消費することがもったいないかなと思いました。
最終的に決まったことは、電力はポータブル電源を購入して、車のシガーソケットからの給電と必要に応じて外部からの給電で賄うことにしました。
電力を確保するために購入したもの
その他出発前に用意しておくもの
基本的には現地調達が旅の基本と考えています。しかし絶対必要となるもの、緊急時に迅速に対応できるものは用意しておきます。
そこで、緊急時に備えて携帯トイレは事前に購入しておきました。あと万が一のために、防犯スプレーも購入しておきました。サイズは高さ8cm、幅2.5cmのコンパクトサイズなので、キーホルダー感覚で持ち歩くことが出来ます。これは使う機会がないほうが嬉しいですが、万が一にも使うことがあれば使った感想をレビューします。
あと車内に常備しておくものとしてアイマスクとか耳栓くらいあると便利かと考えましたが、実際に必要になったときに購入することにします。
では、旅行に出発します。