独身中年男性のための『タイ&マカオ旅行④』【移動&カジノ編】

『タイ&マカオ旅行④』は【タイからマカオへの移動、そしてマカオでのカジノ編】です。

目次

タイ出国&マカオ入国

タイからマカオまでの便は午前10時頃出発の便で、タイからマカオへは約3時間のフライトなので昼過ぎには到着しました。朝早く起きる必要がなく、またマカオへの到着は夜遅くならないのでまさに理想の便と言えます。

バンコクスワンナプーム空港の龍の造形物

タイの出国ゲートを通過すると、龍と人間の造形物を発見しました。観光客らが記念撮影していたので流れに乗じて1枚だけ撮っておきました。

さて、搭乗口は一番奥だったこともあり、出国ゲートから搭乗口までは徒歩10分ほどかかりました。どうやバンコクのスワンナプーム空港の施設は、世界一の総床面積を誇るターミナルビルとのことです。もしチェックイン後に余裕をカマしていると、搭乗口まで慌てて行くことになるかもしれませんので注意が必要です。

〜他に特に書くことは無いので省略〜

というわけで、マカオに到着しました。

タイと同様にマカオも入国カードの記入の必要がありませんでした。あと入出国にパスポートに押印されるスタンプもマカオにはありませんでしたが、代わりに小さな紙が発行されました。パスポートを色んな国のスタンプで埋めたい願望のある私は少し残念に思いました。

スタンプの代わりに受け取った小さな紙は到着カードと呼ばれるものらしく、氏名やパスポート番号、入国日などの情報が印刷されています。基本的にパスポートの提示を求められた際に一緒に提示する必要があるらしいので、大切に保管しておかなくてはなりません。

さて、入国審査を終え、手荷物受取所まで歩いている時に突然男2人と女1人の3人組に呼び止められました。話しかけてきたのは男で、男は私に名札を見せるや否やパスポートを見せろと言ってきたのです。名札には保安官と書かれていたような気がしますが、突然が過ぎるあまりしっかりと確認できていません。

怪しい勧誘なのでは?犯罪に巻き込まれるのでは?とも思いましたが、空港の中だし流石に本物のだろうと思い、素直にパスポート見せました。すると「ジャパニーズ?」と聞かれたので「イエス」と返事するとすぐに開放されました。

他にも何人も通過していたのに、なぜ私だけが呼び止められたのかは不思議に思いましたが、たぶん怪しく見えたのでしょう。ただそれだけのことです。

結局言われたことは、「パスポート見せろ」「英語しゃべれるか?」「日本人か?」だけでしたが、ビックリするので話しかけないでほしいです。

というわけで無事に荷物を受け取りましたが、空港を出る前に2つやっておきたいことがありました。

まずはスマホの電波状況の確認です。タイでは普通に使用できた周遊用の海外SIMですが、マカオに着いてからも新しく設定する必要がなく、すぐに使えましたので問題ありませんでした。

もう一つは現地通貨の引き出しです。日本の空港で少額ながら香港ドルを交換していましたが、空港のATMで追加で出金しておきました。なぜならこれからホテルに向かい、その後カジノへ行くからです。

バスでホテルへ

マカオでの移動手段はバスもしくはタクシーが主流です。鉄道も走ってはいるのですが、国中の至るところまで網羅されていないため、自ずと2択に絞られてしまいます。今日の予定はカジノしか考えておらず、まだ昼過ぎで時間があったのでバスを利用することにしました。

グーグルマップでバスのルートを調べバス停に向かったところ、すぐにバスが来たのでそれに乗りました。しかし、どうやらルートが間違っていたようでしたので、すぐに降りて別のバスへ乗り換えました。

マカオのバスは100路線ほどありまして、1つのバス停に複数の路線のバスが停まりますので乗り間違えのないように気をつけなければならないという事です。

さて、ではどうやって路線を見分けるのでしょうか。それは非常に簡単な問題です。路線を見分ける方法はズバリ、バスの電光掲示板(行先表示器)を見ることです。電光掲示板に路線番号(数字と英語)が表示されているので簡単に見分けることができます。

マカオのバス乗車の料金は6MOP〜12MOP(110円〜220円)程度です。路線によって多少の違いはありますが、グーグルマップで路線検索することで乗車料金も同時に調べることができるので是非活用しましょう。

ちなみに、マカオのバスは前のドアで乗車し、後ろのドアで降車します。そして支払い方法ですが乗車料金を先払いするシステムになっています。それともう一つ、マカオのバスはお釣りが出ません。私は空港を出たばかりで小銭を持ち歩いていなかったので10MOPを支払箱に投入しました。他の乗客はスマホで電子決済している人が多かった印象を持ち、やはり海外のIT事情は日本より進んでいると実感しました。

バスを降りる際は、降車ボタンを押すと次のバス停で止まるシステムになっています。これは日本と同じなので何も難しいことありません。なお、バス内の電光掲示板には次に到着するバス停名が中国語と英語で表示されているので、目的のバス停名は必ず調べておきましょう。

私は初めてのバスだったこともあり目的のバス停名を調べていなかったので、グーグルマップを凝視して滞在するホテルに一番近づいたときに降車ボタンを押しました。失敗すると多少歩く距離が長くなりますが、一番確実な方法ではあります。

マカオのバスの乗り方
  • グーグルマップで目的地を設定し公共交通機関※1を選択すると、路線番号※2と乗車料金※3が表示されます。
  • バスの行先表示器※4に路線番号が表示されているので、事前に調べた情報を基にその番号の表示されたバスが来るのを待ちます。
  • 目的のバスが来たら前のドアから乗り、乗車料金を支払箱に入れます。(マカオのバスはお釣りが出ないので注意)
  • バス内の行先表示器※5とバス内に設置されている路線図から現在地を割り出し、降りたいバス停に着く前に降車ボタン※5を押します。
  • バスが停車したら後ろのドアから降ります。
※1 公共交通機関

グーグルマップの経路検索では、自動車・公共交通機関・徒歩・自転車・飛行機・船などの路線を検索できます。マカオのバスを検索する場合は、公共交通機関を選択しましょう。

※2 路線番号

グーグルマップの経路検索で表示された画像を例にすると、「MT1」がマカオのバスの路線番号のことです。数字だけのものや数字とアルファベットが組み合わされたものもあり、全部で100路線ほど存在するので、乗り間違えのないようにバスの行先表示器を注視しましょう。

※3 乗車料金

グーグルマップの経路検索では、運行時間、運行間隔などの情報と共に乗車料金も表示されます。ここ画像の「MOP6.00」とは「6マカオ・パタカ」のことを言いますが、マカオでは香港ドルをレート比率1:1で使用することも可能なので、「6香港ドル(6HKD)」でも問題ありません。ただし、お釣りが出ないのでできれば細かい硬貨を用意しておきたいものです。

※4 バスの行先表示器
マカオのバス

フロントガラス上部の行先表示器に路線番号が表示されているので、目的の路線番号が表示されたバスに乗りましょう。

※5 バス内の行先表示器と降車ボタン
マカオのバス内

バス内の行先表示器には、路線番号のほか中国語と英語で次に止まるバス停名が表示されます。

降車ボタンは、日本のバスと同様に各座席に設置されているます。

マカオタワー

バスに乗っているときにマカオタワーが見えました。マカオタワーの高さは338m。マカオのランドマークとも言える代表的な建物なので咄嗟に1枚撮りました。ただそれだけのことです。

というわけで無事ホテルへ到着しましたが、受付はチェックインのお客さんで大混雑でした。ダルいけど致し方ありません。おとなしく列に並び私の番を待ちました。

いざ私の番になったとき、受付での出来事は主に2つありました。一つはデポジット要求されたこと。もう一つは部屋のアップグレードをしてくれたことです。

デポジットはカード払いもしくは現金払いのどちらでも可能でしたが、先程空港で出金していたので500HKDを現金で支払い、そして紙にサインをしました。このサインした紙はチェックアウトのときに提出することでデポジットが返金されるので失くさないように保管しましょう。そしてチェックアウト時に提出することも忘れずに行いましょう。

部屋のアップグレードの理由や条件は不明ですがホテル側の都合でよくあることです。料金も変わらないので素直にお礼を言い受け入れましょう。これに関しては、一人で寝るためだけの部屋なので個人的には正直どうでもいい出来事でした。

いざカジノへ

ホテルの受付が大混雑だったのでチェックインで思わぬ時間を取られましたがようやくカジノへ出発です。とりあえずホテルから一番近いカジノへ足を運びましたが、そこは地元民で溢れ返る大衆カジノのような雰囲気でした。さらにスロットゲームが1台も設置されておらず、私の目的とは相反するカジノだったので結局すぐに外に出ました。

その後、スロット台が設置されておりマカオでも比較的規模の大きいサンズカジノへ移動しました。

マカオのホテル、サンズカジノ

カジノ内は撮影禁止なので写真はありません。

サンズは所謂、統合型リゾート(IR)と呼ばれるカジノやホテル、ショッピング施設などが複合した施設なだけあって、高級さを感じる建物でした。遠くから見ても一際目立った出で立ちをしており楽しい夜の世界へと誘います。

施設の入口にはすんなりと入れましたが、カジノの入口へ繋がるエスカレーター前にはセキュリティが立っており、マスクを外せとの指示がありました。セキュリティ上、顔を隠すサングラスやマスクなどの着用は認められないようです。なお、パスポートの提示は必要ありませんでした。

というわけで、待ちに待ったスロットゲームで一攫千金を掴み取ろうと3時間ほど遊んだわけですが、小当りを繰り返しながらジリジリと軍資金が減っていき、たまに大きめな当たりで失った資金を取り戻すをいう作業を繰り返し続けていました。序盤に一瞬だけプラ転した時がありましたが、それでもわずか千円程度でこれでは大勝ちと言うには程遠く、基本的には資金は目減りしていくだけ。最終的には負けて帰ることになりました。

スロットゲームではフリースピンがゲームのカギとなるので、フリースピンが揃わなければ勝ちを掴み取ることは難しいです。通常時はフリースピン揃え!と祈りながらボタンを押す作業を繰り返します。フリースピンが揃ってもわずか10回転ほどの勝負で大勝ちを掴み取らなければなりませんが、結局ジャックポットを当てないことには大勝ちはできないでしょう。もし資金を10倍に増やしたいのならテーブル席のほうが現実的なのではないかと思いました。

さてカジノのスロットについてですが、個人的には日本のパチスロのほうが好きだという感想を持ちました。日本のパチスロでは一々煽り演出がありその都度ドーパミンが溢れ出ます。大当たりの場面では脳を溶かす音と目が眩むほどの光量で脳汁がドバドバと噴出します。日本のパチスロは射幸心の煽り方が上手です。実際打っていて楽しいですもん。

もちろんカジノのスロットにもフリースピン突入時のベル音や大当り時の音楽で、多少の煽りもありますが日本に比べると随分と貧相な音楽と言えます。

カジノ後はホテルへ

マカオの夜の街並み

カジノからホテルへ歩いて帰りました。

マカオの街はカラフルなネオンで彩られ群衆で賑わっていましたが私の懐は寂しい状態でした。カジノではもう少し戦えるつもりでしたが中々難しいものですね。切り替えて明日また勝負しに行きます。

何か食べ物を買おうと思っていたところ、いい匂いがしたので立ち寄ってみました。メニューは全部漢字で書かれているのでなんとなく読めそうだと思いましたが正直全然わかりませんでした。とりあえず1人分だけ頼もうと思い、色んな種類が入っていそうな『牛全餐(中)$200』を注文しました。

この時「$200なら日本円で800円か。一人分にちょうど良さそうだな」と思って購入しましたが、この時は勘違いに気づいていませんでした。

マカオでは$1=18円ほどになります。つまり$200なら3,600円というわけなので、ものすごい量の肉の詰め合わせを買ったことになります。ところが私は$200=800円と勘違いをしておりました。おそらく、いや確実に、この日の午前中まではタイにいたことが原因だと考えられます。タイ・バーツ換算では200THB=800円になるのでこの勘違いが発生したわけです。

店員さんに箸を何膳付けるのか聞かれたことも伏線の一つだったのだと思われます。1膳だけ貰いましたが店員さんはさぞ不思議に思ったのではないでしょうか。

さて、味については特別美味しいとは言い切れませんでした。とにかく大量の肉をひたすら頬張っているだけですから、すぐに飽きが来たことも美味しいと感じない原因の一つだったのだと思われます。飽きに加えて量も量ですから、食べ切ることができませんでした。

マカオの夜景

というわけで今日は終わりです。サウナへ行くか少し迷いましたが、疲れもあったので今日は夜景を鑑賞してから寝ることにします。

マカオはビルが沢山立っていますが、一つだけ明らかに目立っている建物がありますね。緑色に光る一際目立つ高層の建物は、横から見たグランドリスボアという星5ランクの高級ホテルです。

マカオのホテル、グランドリスボア

グランドリスボアを真下から見てもその大きさに圧倒されますし、昼間でもピカピカに輝いており豪華さを連想させます。さすが高級ホテルですね。いつかこんなところに泊まってみたいものです。

では、明日はマカオ観光とカジノとサウナへ行きます。

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