家庭用消火器の必要性と選び方、おすすめの消火器具は?

火事というものは非常に恐ろしいものです。最愛の人、築いてきた資産、大切な思い出、これから生きていく希望さえも奪うことがあります。

誰一人として燃え盛る炎の中で灼熱の熱さと息の出来ない苦しみを味わいたくありません。不幸中の幸い一命を取り留めたとしても、重度の火傷により思い通りに身体を動かせないもどかしさ、そして引くことのない痛み、それらと今後一生付き合っていくこと余儀なくされるのです。

火事に気付いた時、そしてそれがもう手遅れだと悟った時、為す術もなくただ燃え盛る炎を見続けるしか他なりません。そうならない為にもまずは火事の原因を排除すること、火事に気付いた時すぐに対応できるよう準備しておくことも重要です。

目次

火事の原因

消防庁によると令和3年度における総出火件数は 35,077 件でした。その内建物火災が19,461件ですが、さらにその内訳を見ていくと、

第1位「こんろ」2,603 件(13.4%)
第2位「たばこ」1,703 件(8.8%)
第3位「電気機器」1,398 件(7.2%)
第4位「配線器具」1,181 件(6.1%)
第5位「放火」1,050 件(5.4%)

の順となっています。

毎日の料理や日常にあふれる電化製品、そして一息つくために吸うたばこ。いつもの事でもどこかで慣れと油断が生じます。そしてその瞬間、突然火事は襲いかかってくるのです。

料理中、火のついたコンロから目を離してはいけません。もし目を離す必要があるなら火を止めなければなりません。

電化製品やその配線、日々点検しなければなりません。ほこりが溜まらないよう小まめに掃除を行ってください。故障したまま使うなんて言語道断です。

灰皿に入れたたばこの火が消えるまで見届けることが喫煙者の義務です。寝たばこは絶対にしてはいけません。

初期消火の重要性

もし仮に家が火事になっていると気付いたとして、何をすればいいかわかりますか?まず初めに試みることは初期消火です。それでも消火できないと思えば、消防署への通報、そしてすぐに安全な場所へ避難します。

初期消火の三原則

初期消火の三原則というものがあります。

  1. 初期消火
  2. 通報
  3. 避難
初期消火

火が小さければ、消火活動をすることで火を消し去ることができます。その場合は被害状況を最小に食い止めることができます。

通報

大きな声で周りの人に火事を知らせることと消防署への通報をいち早く行いましょう。火が小さければ消火活動を手伝ってくれる人もいるでしょう。

避難

火が大きく、自分ではどうにもできないなら避難するしかありません。被害を最小限にするために、自分や家族の避難と近隣住民の避難を促しましょう。

初期消火の方法

初期消火の方法で、まず最初にすべき行動は燃える原因となるものを絶つことです。

  • ガスが原因ならガスの元栓を締める。
  • 電気が原因ならブレーカーを切る。
  • 燃え移りそうな物があれば、それを退ける。

それらを行った後、あなたはすぐに火を消せるものはお持ちですか?

一般人がすぐに出来る方法は限られていますが、

  • 水を掛ける
  • 布団やタオルなどを被せる
  • 消火器を使う

が一般的でしょう。

水を掛ける

例えば、水を掛ける方法で初期消火を行ったとします。

水道から水を出して、バケツに汲んで、それを運んで、水を掛ける。

小さな火なら1度水を掛けただけで消火出来るかもしれません。

では1度水を掛けただけで済まなかったら?

何度も往復して水を掛けますか?

バケツに水を汲むのには数十秒を要します。

どんどん大きくなっていく火に対して、悠長にバケツに水を汲んでいる時間があるのでしょうか?

また、水を掛けることで逆効果になる場面も存在します。例えば火の付いた油に水を掛けることで、火の付いた油が周囲に飛び散り一気に火を拡大させます。

布団やタオルなどを被せる

布団やタオルなどを被せる方法で初期消火を行ったとします。

それらを被せることで、火に酸素の供給を遮断して消火に至ります。

水で湿らせた布団なら効果は大きいですが、水で湿らせるには時間が掛かります。

仮に布団やタオルなどを被せて消火出来なかった場合、火はそれらを利用して一気に大きくなります。

消火器を使う

初期消火に一番効果的なのが、消火器を使うことです。

家の中が汚れるといったデメリットは存在するものの躊躇して手遅れになるよりマシです。しかし、放射後の掃除が簡単な消火器も存在します。

自宅での使用を考えれば、家庭用・住宅用と謳われた商品がありますので、万が一にも火事が発生した時の為に前もってに準備してあれば、火事が大きくなる前に食い止めることができる可能性が高まります。

家庭用消火器の種類や特徴と選び方

一言に消火器といっっても強化液タイプ、粉末タイプ、水タイプ、泡タイプ、二酸化炭素タイプなどの種類があります。そしてそれらの種類毎に消すことが得意な場面と苦手な場面が存在します。

赤い筒状の消火器を誰でも一度は見たことありますよね。火災訓練などで実際に使ったことある方もいると思います。あれは業務用サイズになるので意外と大きくて置き場に困りますし、持ってみると案外重いもんです。

なので、家庭用サイズを選ぶと小さいのでキッチンに置くことが容易ですし、実際に使用する場面に遭遇しても軽いので手軽に扱うことができます。色やデザインも豊富にあるので、部屋のインテリアと調和するものを選択することができます。

家庭用消火器の種類や特徴の比較

住宅での使用することを想定するなら、強化液タイプか粉末タイプの消火器がおすすめです。取り扱いが簡単なスプレー缶のエアゾール式、もしくは燃え盛っている火の中に投げ入れることで消火できる投てき式もおすすめです。

その他のタイプは、住宅で想定しうる火災の中で消すことが苦手な場面があるのでおすすめできません。

製品によって多少の違いはありますが、一般的には以下の表のように比較できます。

スクロールできます
強化液消火器粉末消火器エアゾール式投てき式
消火能力住宅での様々な初期消火に対応。住宅での様々な初期消火に対応。コンパクトなゆえ、消火薬剤の量が少ない。目線の高さ程度の火までなら消火可能。
使いやすさ本体重量が2~3kgのため、扱いやすい。本体重量が2~3kgのため、扱いやすい。軽量かつコンパクトな作りで、消火器よりも扱いやすい。火の中に投げ入れるだけなので、とても扱いやすい。
使用距離3~6m3~6m3~5m投げるのが上手なら遠くからでも。
使用後の清掃薬液をタオルなどで拭き取ることが出来るので掃除が楽。粉末が飛び散るため掃除が大変。薬液をタオルなどで拭き取ることが出来るので掃除が楽。薬液をタオルなどで拭き取ることが出来るので掃除が楽。
使用期限製造から5年製造から5年製造から3年製造から5年
適用火災普通火災
天ぷら油火災
ストーブ火災
電気火災
普通火災
天ぷら油火災
ストーブ火災
電気火災
小規模普通火災
天ぷら油火災
電気火災
製品によって異なる

家庭用消火器の選び方

消火器本体のラベルに適応火災が4つ書かれているものが多いです。

  • 普通火災:木材・紙・繊維などが燃えるの火災
  • 天ぷら油火災:天ぷら油などが燃える火災
  • ストーブ火災:ストーブの灯油などによって発生する火災
  • 電気火災:電気設備・電気器具のショートなどによって発生する火災

火災は、A火災・B火災・C火災に分類されますが、

  • A火災=普通火災
  • B火災=油火災=天ぷら油やストーブなど油類が原因によって発生する火災
  • C火災=電気火災

といった分類になります。

家庭用・住宅用と謳われたものであれば自宅での火災を想定されてい作られていますので、ABC火災のいずれもの火災に対応しているものが多く販売されています。

消火器具から選ぶ消火器式かエアゾール式か投てき式からの選択になります。また消火器式なら加圧式か蓄圧式から選択することになります。
【加圧式消火器】
加圧式の特性上、レバーが固いことと放射の瞬間に大きな反動を受けるため扱いにくさがあります。また、加圧式は容器の劣化や損傷により破裂する恐れがあるため適切な管理が必要になります。倉庫にしまったまま忘れていて使用期限を大幅に超えてしまうなどの不適切な管理は絶対NGな行為になります。
【蓄圧式消火器】
一方で蓄圧式は、加圧式に比べてレバーが固くなく放射の反動が少ないので取り扱いやすく操作性に優れています。また、破裂事故のリスクもほぼないので安全性にも優れています。指示圧力計が付いていますので点検も容易です。メリットが多い分やや価格が高くなります。
【エアゾール式】
よくあるスプレー缶タイプの消火器具で、保管場所に困らないことと取り扱いが容易なことが大きなメリットです。天ぷら油による火災の初期消火に特に効果を発揮します。コンパクトなゆえに消火薬剤の量が少ないことと、消火器に比べて使用期限が短いことがデメリットです。
【投てき式】
火の中に投げ入れるだけなので誰でも手軽に取り扱いができます。消火器やエアゾール式は消火薬剤に残量がある限り広範囲に渡って使用できますが、投てき式は投げ入れた場所のみの消火しかできません。
消火薬剤から選ぶ【強化液】
強化液消火器が特に効果を発揮するのは普通火災と天ぷら油火災ですが、ストーブ火災や電気火災にも対応しています。
【粉末】
粉末には、ABC粉末・Na粉末・K粉末がありますが、家庭用としてはABC粉末のものが一般的です。
ABC粉末の消火器であれば、A火災・B火災・C火災に対応しています。いわゆる万能型ですね。Na粉末とK粉末は、A火災に対応しておらずB火災とC火災に適応します。
適応火災から選ぶ消火器具の種類によって適応火災が変わります。
【消火器式】
普通・天ぷら油・ストーブ・電気に対応しています。
【エアゾール式】
普通・天ぷら油・電気に対応しています。
【投てき式】
普通・天ぷら油・電気に対応しています。
消火能力から選ぶ消火薬剤量が多いものや放射時間が長いものはそれだけ消火能力が高くなりますが、その分サイズが大きくなり保管場所に困るのと重くなることで扱いにくくなります。家庭用・住宅用と謳われたものでもサイズが選べる製品もありますので、消火能力を重視するなら大きいものを選択しましょう。
使いやすさから選ぶ消火器式は軽量でコンパクトですが、エアゾール式はさらに軽量かつコンパクトな作りになっており、使用もよくあるスプレー缶のようにワンプッシュで使用できます。
投てき式は、火の中に投げ入れるだけなので誰にでも容易に使用できることから、使いやすさとしては抜群です。
点検のしやすさから選ぶ蓄圧式消火器には指示圧力計がついていますので、指示圧力計の指針が規定の範囲内に収まっているかどうかで確認できます。その他の点検項目は目視で傷や変形がないかを確認することが重要になります。
使用期限から選ぶ家庭用・住宅用の消火器は製造から5年、エアゾール式は製造から3年のものが一般的です。ちなみに業務用消火器は製造から10年で設計されているものが多いです。
使用期限は製造年月日からなので、購入の際はできるだけ製造年年月日新しいものを選びましょう。
処分のしやすさから選ぶ点検で不備があったものや使用期限を過ぎたものは処分する必要がありますが、国産の消火器であれば決められたリサイクル方法があるので、ルールに則って処分する必要があります。エアゾール式であれば、自治体のルールで処分できるので消火器に比べると簡単に処分できます。

消火器の点検と処分

消火器を安全に使用するためには日々の点検が必要となります。また消火器には使用期限が定められていますので、期限を過ぎたものは買い替えもしくは処分する必要があります。

消火器の点検

いざ使用する時に使えなかったということがないように定期的に点検する必要があります。点検頻度は最低でも半年に一度は点検しましょう。

点検方法は、試しに放射してみるわけにはいきませんので、基本的には目視での確認になります。

  • 安全栓が外れてないか。傷や変形がないか
  • レバーに傷や変形がないか
  • 本体容器の底や側面に傷や変形がないか
  • ホースに劣化や損傷、詰まりがないか
  • 使用期限が切れていないか
  • 指示圧力計の指針は規定のゲージ内に収まっているか(蓄圧式のみ)

異常があれば使用期限内であっても交換しましょう。

消火器具の設置義務と点検・報告について

不特定多数の人に利用される建造物などは消防法により防火対象物に指定されており、消火器具の設置義務があることや消火器具の点検・報告が義務付けられています。

延床面積が150㎡以上の共同住宅にも消火器具の設置義務と点検・報告の義務があるので、管理会社や大家さんが責任をもって適切な管理をしているはずですが、万が一のときのために消火器具の位置の確認や目視での点検を自分の目で確認しておくと良いでしょう。

戸建住宅は対象外ですが、定期的な点検は必ず行いましょう。

消火器の処分

消火器を買い替える場合

消火器の販売店に引き取ってもらえる場合があります。詳しくは販売店にお問い合わせください。

消火器を処分する場合

※ここで記載する処分方法は国産の消火器に限ります。外国製消火器、エアゾール式などは別の処分方法となります。

消火器の処分には、処分方法や消火器の種類やサイズによって異なりますが、500円から6270円程度の処分費用がかかります。

2009年以前に製造された消火器を処分する際にはリサイクルシールを購入して貼付する必要があります。リサイクルシールの購入できる場所は消火器リサイクル推進センターのホームページから検索できます。料金は500〜600円程度(購入場所によって異なる)で購入できます。

2010年以降に販売されている消火器にはリサイクルシールが貼付されていてるので購入の必要はありません。リサイクルシールは製品の販売時にリサイクル費を徴収するシステムで、不法投棄抑止に役立っています。

なおリサイクルシールには有効期限が記載されており、期限を過ぎたものを処分するには再度購入する必要があります。

消火器の処分方法は主に以下の3つです。

特定窓口に引取りを依頼する or 直接持ち込む

特定窓口は、主に消火器の販売代理店や防災・防犯事業者が担っており、廃消火器の回収持ち込みに対応しています。

料金は、引取りなら運搬費と保管費とリサイクル費で2000円〜3000円程度になります。持ち込みなら保管費とリサイクル費になり1000円〜2000円程度になります。店舗によって異なるのでご確認ください。

特定窓口は、消火器リサイクル推進センターのホームページから検索できます。

指定引取所に直接持ち込む

指定引取場所は、消火器工業会が指定した場所で消火器メーカー営業所や廃棄物処理業者が担っており、廃消火器の持ち込みに対応しています。

料金は、リサイクル費のみです。

指定引取所は、消火器リサイクル推進センターのホームページから検索できます。

ゆうパックで回収を依頼する

ゆうパックでも回収を依頼できますが以下の注意が必要です。

  1. 法人での利用はできません。
  2. 事前の申し込みが必要なので、申し込せずに郵便局へ持ち込んでも対応できません。
  3. 離島などの一部の地域では対応できません。
  4. 対応できる消火器は、薬剤量3kg以下または3L以下の消火器です。
  5. 料金は6270円(税込)です。(2020年1月6日現在)

ゆうパックで回収する手順は、以下の通りです。

  1. エコサイクルセンターのホームページで申し込みをします。
  2. ゆうパック伝票や回収箱が自宅に、代金引換で届きます。
  3. 廃消火器を梱包して、ゆうパックに回収依頼もしくは郵便局に持ち込みします。

ゆうパックでの回収は、このように手間や費用がかかります。

エアゾール式簡易消火器具の処分

エアゾール式は、一般的なスプレー缶と同様に各自治体のルールに従って処分してください。

安全データシート

消火器には化学物質が含まれていますので安全データシートが発行されており、各メーカーのホームページなどからダウンロードすることができます。

安全データシート(あんぜんデータシート、英: Safety Data Sheet、略称 SDS)とは、危険性または有害性のおそれがある化学物質を含む製品を他の事業者に譲渡または、提供する際に、対象化学物質等の性状や取り扱いに関する情報を提供するための文書。

wikipediaより引用

事業者による化学物質の適切な管理の改善を促進するためのものなので、自宅で使用する際にはあまり目にするものではありませんが、取り扱いや保管時の注意点、応急処置の方法など知っておいたほうがいい情報もありますので、一度目を通しておくことでより安全に使用することができます。

おすすめの家庭用消火器具は?

住宅用強化液(中性)消火器 キッチンアイ

  • 消火薬剤はお酢をベースに食品原料を使用して作られているので、身体と環境にに優しい安全な消火器です。
  • 普通火災・天ぷら油火災・ストーブ火災・電気火災など、家庭で起こりうるさまざまな初期消火に対応しています。
  • 放射後の清掃は薬剤をサッと拭き取るだけでなので、後片付けがとても簡単です。
  • コンパクトかつ軽量な消火器でカラーバリエーションは4色あります。インテリアとして設置しても違和感がなく住まいに調和します。
  • 指示圧力計付きで、ゲージ圧を一目で確認することができる蓄圧式消火器です。
消火器具の種類蓄圧式消火器メーカー名モリタ宮田工業
消火薬剤強化液(中性)サイズ(mm)H375xW145xΦ85
消火薬剤1.0L重さ約2.2kg
放射時間(20℃)約12秒使用期限製造から5年
放射距離(20℃)約4〜6m使用温度範囲-20℃~+40℃
適応火災普通
天ぷら油
ストーブ
電気
カラーバリエーションエメラルドグリーン
ルビーレッド
シャンパンゴールドプラチナシルバー

住宅用強化液消火器 クマさん消火器 ALS-1R

  • 普通火災・天ぷら油火災・ストーブ火災・電気火災など、家庭で起こりうるさまざまな初期消火に対応しています。
  • コンパクトかつ軽量な消火器でかわいいクマのマークがデザインされています。インテリアとしても最適で、どこに置いても部屋のインテリアと調和します。
  • 消火薬剤は1.0Lタイプに加え、より強力な1.5Lタイプもラインナップしていますので、用途や使用場所に合わせて選択できます。
  • 指示圧力計付きで、ゲージ圧を一目で確認することができる蓄圧式消火器です。
消火器具の種類蓄圧式消火器メーカー名初田製作所
消火薬剤強化液サイズ(mm)H385xW135xΦ89
消火薬剤1.0L重さ約2.7kg
放射時間(20℃)約22秒使用期限製造から5年
放射距離(20℃)約4〜6m使用温度範囲-20℃~+40℃
適応火災普通
天ぷら油
ストーブ
電気
ラインナップALS-1R
薬剤量1.0L
ホースなし
ALS-1RH
薬剤量1.0L
ホース付き
ALS-1RH
薬剤量1.5L
ホース付き

住宅用強化液(中性)消火器 YTK-1XⅢ

  • 普通火災・天ぷら油火災・ストーブ火災・電気火災など、家庭で起こりうるさまざまな初期消火に対応しています。
  • 軽くレバーを握るだけで放射でき、レバーを離せば自動的に放射がストップします。取り扱いには強い力を必要としません。
  • 人体への影響や金属類への腐食性が少ない中性消火薬剤を使用していて、放射後は水で洗い流せるので汚損の心配が不要です。
  • 指示圧力計付きで、ゲージ圧を一目で確認することができる蓄圧式消火器です。
消火器具の種類蓄圧式消火器メーカー名ヤマトプロテック
消火薬剤強化液(中性)サイズ(mm)H374xW132xΦ85
消火薬剤1.0L重さ約2.47kg
放射時間(20℃)約21秒使用期限製造から5年
放射距離(20℃)約3〜6m使用温度範囲-20℃~+40℃
適応火災普通
天ぷら油
ストーブ
電気
その他の製品同社製造の住宅用強化液(中性)消火器には、5色から選べるYAMATO SAKURA®シリーズがあります。

住宅用粉末消火器 PEP-5RX

  • 普通火災・天ぷら油火災・ストーブ火災・電気火災など、家庭で起こりうるさまざまな初期消火に対応しています。
  • コンパクトかつ軽量な消火器です。パステルグリーンのカラーはインテリアとしても最適で、どこに置いても部屋のインテリアと調和します。
  • 指示圧力計付きで、ゲージ圧を一目で確認することができる蓄圧式消火器です。
消火器具の種類蓄圧式消火器メーカー名初田製作所
消火薬剤粉末(ABC)サイズ(mm)H430xW140xΦ89
消火薬剤1.5kg重さ約2.9kg
放射時間(20℃)約18秒使用期限製造から5年
放射距離(20℃)約3〜5m使用温度-30℃~+40℃
適応する火災普通
天ぷら油
ストーブ
電気
製品の特徴現在住宅用消火器の中では強化液タイプが主流となっていますが、この製品はABC火災それぞれに対応できる粉末消火器です。

エアゾール式消火具 火消しスプレー

  • 小規模普通火災・天ぷら油火災・電気火災の初期消火に対応しています。天ぷら鍋、くずかご、カーテンやクッションなどの小火に特に有効です。
  • 使い方は、キャップを取りノズルを火元に向けて2~3m離れた所でボタンを押すだけです。片手でプシュッと簡単に扱うことができます。
  • 缶の処分は、殺虫剤・化粧品などのエアゾール缶と同様、内部の薬剤・圧力を抜いて自治体のルールに従って廃棄できます。
消火器具の種類エアゾール式メーカー名丸山製作所
消火薬剤強化液サイズ(mm)H227xΦ66
消火薬剤480g重さ約610g
放射時間(20℃)約28秒使用期限製造年月日から3年
放射距離(20℃)約3〜5m使用温度範囲0℃〜+40℃
適応する火災小規模普通
天ぷら油
電気
製品の特徴いち早く初期消火ができるエアゾール式消火具です。小規模の火災に特に有効です。

投てき用消火用具

  • 投てき用消火ボトルと天ぷら油用消火袋がセットになった商品です。
  • 使い方は炎に向かって投げ入れるだけなので、誰でも簡単に取り扱うことができます。
  • 20cmの高さからの落下でも割れるよう設計されています。難しい操作がなく、素早く初期消火に対応することができます。
  • 中性消火剤を使用しているため、身体と環境に優しい安全な商品です。
  • 温度変化の厳しい環境でも保管可能です。保管バッグに入れることで-40℃〜110℃までの温度変化に対応可能です。
  • 天ぷら油用消火剤が付属されています。天ぷら油の火災時に袋のままいれるだけで簡単に消火できます。マグネットも付属されているので、冷蔵庫などに貼っておけば緊急時にすぐ使えます。
消火器具の種類投てき式メーカー名ファイテック
消火薬剤中性消火剤サイズ(mm)ボトル
H195×Φ70
天ぷら油用袋
H290×W17×D17
消火薬剤ボトル
約702g
重さボトル
約736g
天ぷら油用袋
145g
投てき高さ20cm以上使用期限製造年月日から5年
投てき距離任意保存温度範囲製品単体
-30℃〜+90℃
保護バック保管時
-40℃〜+110℃
適応する火災普通
天ぷら油
電気
(目線の高さまでの初期消火に対応)
製品の特徴いち早く初期消火ができる投てき式消火具です。天ぷら油専用の消火具とセットになっているのがうれしいポイントです。

投てき式消火器具 ELIDE FIRE BALL ミニサイズ

  • 重さ400g、直径10cmのボール型で、火に投げ入れるだけなので誰にでも取り扱うことができます。
  • 火に触れることで3秒後には、内蔵された消火剤が自動的に周囲に散布し、火災を小さくすることができる消火器の補助器具です。
  • 高さ2.5mから落下しても壊れないほど、丈夫な作りになっています。衝撃や温度には一切反応しないので安全です。
  • 外殻は発泡スチロールでできているので、万が一、人の近くで作動しても怪我をする心配がありません。
  • 消火薬剤はABC粉末を使用しているので、様々な火災に対応可能です。
  • 消火の際、消火器のように人間の力は必要なく予め火災が起こる可能性のある
  • あらかじめ火災の可能性のある場所へ設置しておくことで、無人の状態でも火の気が上がれば自動的に作動する設計になっています。
  • 破裂音は約120dBなので、いち早く周囲に知らせる警笛となります。
  • 世界の様々な国で販売・使用されている実績があります。

※天ぷら油火災などの油が飛散する可能性のある火災には使用できません。

消火器具の種類投てき式製造場所外国製
消火薬剤粉末ABC消火剤サイズ(mm)φ100
消火範囲直径2m重さ約400g
投てき高さ任意使用期限製造年月日から6年
投てき距離任意製品ラインナップ直径15cm、重量1500gのレギュラーサイズもあります。
適応する火災普通
ストーブ
電気
製品の特徴世界各国で販売・使用されている実績があります。
火に触れた時に自動で作動するので、火災が起きる可能性のある場所に事前に設置しておくといった使い方もできます。

いち早く火事に気付くには

初期消火は大事です。ですが火事に気付かなければ意味がありません。

火災報知器、ガス漏れ検知器などの設置していち早く火災に気付くことが必要です。

消防法により全ての住宅に住宅用火災報知器の設置が義務付けられています。

設置場所は寝室と階段で、感知方式は煙式(光電式)の火災報知器を使用することとなっています。その他の場所は各自治体の条例によって異なりますが、居間や台所に設置する場合もあります。台所などの煙や湯気が発生する場所では熱式(定温式)の火災報知器の使用が適しています。

まだ設置してない人は今すぐ設置しましょう。

万が一に備えて

万が一火事になっても、耐火金庫などがあれば重要な書類や貴重品などを守れる可能性があります。耐火金庫以外には、耐火式や耐熱式のバッグやケース、袋などの商品があります。

それぞれの場所に適した消火器があります

車載用の消火器もあります。

家庭用・住宅用消火器があるなら車載用消火器もあるのは当然といえば当然ですね。場面に適したものを使用することで、もしもの時に素早くより安全に対処することができます。

火事の芽を摘むことが大事

どれだけ注意していても起きる時には起きるものが火事です。

「自分は大丈夫」ではなく、

明日は我が身」。

この言葉を念頭に置いて事前に準備しておくことが大事です。

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