目次
音部記号
音部記号とはクレフ(clef)とも呼ばれ、五線譜の最初に書かれる記号のことである。
𝄞 | ト音記号 | ト音記号は高音部記号とも呼ばれ、英語では G Clef と呼ばれる記号のことである。 ピアノの真ん中にある「ド」よりも高い音を基準とするときに使用される記号なので、楽譜の右手で演奏する側に書かれることが多い。 |
𝄢 | ヘ音記号 | ヘ音記号は低音部記号とも呼ばれ、英語では F Clef と呼ばれる記号のことである。 ピアノの真ん中にある「ド」よりも低い音を基準とするときに使用される記号なので、楽譜の左手で演奏する側に書かれることが多い。 |
𝄡 | ハ音記号 | ハ音記号は中音部記号とも呼ばれ、英語では C Clef と呼ばれる記号のことである。 五線譜の中心の線を「ド」の音にするときに使用される記号である。 |
音符記号
♩ | 4分音符 | 全音符の4分の1の長さで演奏される音符のこと。 |
♪ | 8分音符 | 全音符の8分の1の長さで演奏される音符のこと。 |
♫ | 連桁付き8分音符 | 8分音符を2つ並べた記号のこと。 連桁は複数の音符をつなげる際に使用され、楽譜を読みやすくする効果がある。 |
♬ | 連桁付き16分音符 | 全音符の16分の1の長さで演奏される音符を2つ並べた記号のこと。 |
変化記号
変化記号とは、曲に出てくる音の高さを永久的に変化させたり一時的に変化させるために使用される記号である。
♭ | フラット | フラットは変記号(へんきごう)とも呼ばれる。 音を半音下げる際に使用される。 |
𝄫 | ダブルフラット | ダブルフラットは重変記号(じゅうへんきごう)とも呼ばれる。 フラットで半音下げた音をさらに半音下げる際に使用される。言い換えれば全音下げる際に使用されるということ。 |
♯ | シャープ | シャープは嬰記号(えいきごう)とも呼ばれる。 音を半音上げる際に使用される。ハッシュ(#)とは別の記号のため注意が必要である。 |
𝄪 | ダブルシャープ | ダブルシャープは重嬰記号(じゅうえいきごう)とも呼ばれる。 シャープで半音上げた音をさらに半音上げる際に使用される。言い換えれば全音上げる際に使用されるということ。 |
♮ | ナチュラル | ナチュラルは本位記号(ほんいきごう)とも呼ばれる。 フラット(♭)やシャープ(♯)で変えられた音を本来の高さに戻す際に使用される。ダブルフラット(𝄫)やダブルシャープ(𝄪)で変えられた音を本来の高さに戻す場合でも2つ並べて書く必要はない。 |
調合と臨時記号
曲に出てくるその音全てを変化させるために音部記号(𝄞・𝄢・𝄡)の横に付ける変化記号のことを調合と呼び、曲の途中で一時的に音の高さを変化させるために付ける変化記号のことを臨時記号と呼びます。
反復記号
𝄆 | 反復記号 | 反復の開始を意味する記号のこと。 |
𝄇 | 反復記号 | 反復の開始まで戻ることを意味する記号のこと。 |
フェルマータ
𝄐 | フェルマータ fermata | フェルマータとは、イタリア語で停留所・駅・停止・休止・滞在などを意味する言葉である。音楽記号としては滞在としての意味合いが大きい。音符や休符の長さを延ばす際に使用されるのだが、その延ばす時間に決まりはなく曲調に合わせて程よく延ばす必要がある。 |
𝄑 | フェルマータfermata | 五線譜の上側に付ける記号が𝄐であるのに対し、五線譜の下側に付ける記号が𝄑である。記号の向きは異なるが、意味合いはどちらも同じで音符や休符の長さを延ばす際に使用される。 |
譜表の記号
𝄀 | 譜表の縦線を表す記号。 |
𝄁 | 譜表の複縦線を表す記号。 |
𝄂 | 譜表の終止線を表す記号。 |
𝄄 | 譜表の点線の小節線を表す記号。 |
𝄅 | 譜表の短い小節線を表す記号。 |
𝄃 | 譜表の終止線が逆向きになった記号。 反復記号の開始のドットなし。 |
𝄈 | 譜表の反復記号のドットのみ。 |
記号リスト
画像ではなく文字として認識するものを集めたのでコピペして使用することができます。