おはようございます、森山です。今日のスタート地点は道の駅ばんだいです。
さて本日最初の目的地は鶴ヶ城(別名:会津若松城)に向かっていたわけですが、近くまでやって来ると雨天にもかかわらず人で溢れかえっていました。鶴ヶ城には群衆が吸い込まれるようになだれ込んでいき、また歩道にはレジャーシートを敷いて場所取りしている人もたくさん見かけました。パレードでもやるのでしょうか?
事前の情報収集で鶴ヶ城周辺の駐車場を3つ調べていましたが、どれも満車で停めることができませんでした。どうやら会津最大規模を誇る会津まつりが開催されているようでした。
というわけで諦めました。外周グルっと車で走って、遠目に天守を確認したのでヨシ!
塔のへつり
観光地名 | 塔のへつり |
住所 | 福島県南会津郡下郷町 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
入場時間 | 24時間 ※吊橋は冬季閉鎖 |
はい、塔のへつりに来ました。漢字で書くと「塔の岪」と書きます。
へつりとは会津地方の方言でいう「断崖」のことを表しており、塔のへつりとは「塔の形状をした断崖」ということです。全長約200mの間に十数個の塔のへつりが存在しており、それぞれに名前が付いています。
電車で来る場合は会津鉄道会津線の塔のへつり駅が最寄り駅となりおよそ500mほどの距離となります。自動車で来る場合には砂利が敷かれた無料駐車場が整備されています。
私が利用した駐車場は、林の中の木かげの駐車場です。この先の駐車場は店舗利用者限定で利用できる駐車場ですので、ここが塔のへつりに一番近い無料駐車場になります。
無料駐車場から塔のへつり入口までの距離は約300mなので歩いて向かっても苦にはなりません。
駐車場から塔のへつりまで歩いている間に桃の路上販売がされていました。半ば強引に試食させられ少し談笑しましたが、どうやら福島県は桃が有名らしいとのことでした。
その後、売店やレストランなどが建てられているエリアを過ぎると塔のへつり入口に到着します。塔のへつり入口には展望台があり少し進むと藤見橋という吊橋があります。
藤見橋からは塔のへつりを一望することができますし、橋を渡ることでその先まで散策することができます。
だた、藤見橋は冬季になると閉鎖されるとのことなので来場時期にはご注意ください。
藤見橋の上から見た景色がこれです。木が生い茂っており塔のへつりが若干隠れてしまっていますが、塔が並んでいるように見えますね。
ただ気になるのは塔のへつりの下側ですよね。なんか凹んでいますが一体どうなっているのでしょうか。
塔のへつりの下側は、長い年月をかけて侵食された影響で通路のようになっており、散策することができます。
しかし手すりなどは設置されておらず、油断すると川に真っ逆さまに落ちてしまいます。落差3mほどあるので、落ちたら無事ではいられないでしょう。
塔のへつりは見所がそう多くない観光地だったので滞在時間は割と少なめでしたが、珍しい断崖を見ることができ満足しました。
龍王峡
観光地名 | 龍王峡 |
住所 | 栃木県日光市 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
入場時間 | 24時間 |
続いては龍王峡に来ました。
「龍王峡」の表記が一般的のようですが「竜王峡」と表記されることもあるようです。ですが、福岡県にも「竜王峡」があり、また和歌山県には「龍王渓」もありますので混同されないようご注意ください。
龍王峡は栃木県日光市北部に広範囲に広がっており、白龍峡・青龍峡・紫龍峡の3区画に分けられています。それぞれの区画には見所が点在しておりハイキングコースも複数のルートが整備されています。
私が利用した駐車場は龍王峡パーキングで、ここは無料で利用することができます。電車で来ることも可能で、同じエリアには会津鬼怒川線の龍王峡駅も併設されています。
というわけで駐車場に停めてからまず始めにエリアマップを見ました。私が来たのは白龍峡エリアで、ここには龍王峡最大の見所である虹見の滝があることを知り、そこを目的地として向かいました。
駐車場の目の前には龍王峡シンボルモニュメントがありました。
龍王峡の力強い景観と龍の姿を表現したモニュメントであり、塔の上部は龍の角を、塔の柱は龍が空へ登る龍をイメージしていると木製の看板に書いてありました。ただ、木の汚れとインクの色落ちで読みにくかったので解釈が間違ってたらごめんなさい。
駐車場から龍王峡入口までの間にはレストランが多数ありました。威勢の良い店員さんに大盛りサービスしますよと声を懸けられましたがお腹は空いていなかったので通り過ぎました。
龍王峡入口から10分ほど階段を降りれば目的の虹見の滝へ到着です。
これが虹見の滝です。落差はおよそ20mほどで水量が多いため勢いよく落水しており、迫力ある滝の風景を見ることができます。
この辺りの見所は五龍王神社、虹見の滝、虹見橋、竪琴の滝の4つあります。このうち竪琴の滝は、虹見の滝から上流側の小道を少し進んだところに位置しています。こちらの落差はおよそ5mほどなので虹見の滝には見劣りしますが、近くにあるので一緒に観光するべき場所だと感じました。
これは虹見橋から見た景色です。左端には虹見の滝が見え、真ん中に鬼怒川が流れる美しい峡谷の景色を見ることができます。
これらはあくまでも龍王峡のうちのごく一部であり、龍王峡の全部のエリアを満喫するなら丸1日コースとなるでしょう。
というわけで私は滞在時間30分ほどで龍王峡から次へ行くことにしましたが、帰りの上り階段はちょっとしんどかったです。
いろは坂
日光東照宮に行こうと考えていましたが周辺の道路はものすごく渋滞していました。それならば次の目的地を先に見に行って、帰り際に混んでいなかったら日光東照宮前に寄ればいいかと思い、そのまま通り過ぎることにしました。渋滞は500mほど連なっていおり大人気エリアだということが窺えます。
少し走ると目の前にはいろは坂が現れました。中学生の時にゲーセンで爆走したいろは坂。思いもよらず走れることになって嬉しくなりました。いろは坂は栃木にあったんですね。修学旅行の時にバスで走った記憶がありますけど、日光東照宮に来た時に走ったんですね。曖昧な記憶を呼び起こしつつ、いろは坂を満喫しました。
ところで、いろは坂は一方通行だったことを初めて知りました。さらには上りと下りで車線数にも違いがあったんですね。
いろは坂の基本情報①
第1いろは坂(下り専用)1車線
⇒一方通行
第2いろは坂(上り専用)2車線
⇒渋滞緩和を目的に、2019年より一方通行に変更
私が通ったルートは、行きは第2いろは坂(上り)を走り次の目的地に行きました。帰りは第1いろは坂(下り)を走り茨木方面へと進みました。意図せず上りと下りの両方とも走ることになり大変うれしく思います。なお、走った感想としては3つの思うことがありました。
まず第一に、下りのほうが圧倒的に楽しかったです。
上りは2車線なので追越可能でしたが、爆走するつもりはなかったので左車線を走り続けました。この時は走れて嬉しい気持ちはありましたが、楽しさを感じることはありませんでした。下りは1車線でしたが、道幅が広いので運転のしにくさは感じませんでした。直線では車線を目一杯使って外側を走り、カーブに差し掛かる前に減速して、カーブの時には車線の内側を走りました。まるでレーシングドライバーになったような気分で楽しかったです。これが下りのほうが圧倒的に楽しかった理由です。とはいえほとんどエンジンブレーキで走っていたのでスピードは出していませんよ?ちゃんと安全運転を心掛けています。
そして第二の感想は、対向車のいない山道はこんなにも走りやすいものなのかと感じました。
山道は坂や曲がり道が多いので、減速・加速・ハンドル操作など普段よりやることが多くなりがちで疲れてしまいます。これは対向車の有無は関係なく走りやすさは他と変わりませんが、1車線しかないような細い曲がり道であれば、対向車の姿が見えないのでカーブミラーで曲がり先を確認する必要があります。もし対向車が来ているならどちらかか譲らなくてならないんですが、初めて走る道だとどちらの道が広いのか、どこに待避所があるのかなんてわからなくて譲り合いになることもあるのでそこで気疲れしてしまいます。そういった精神的な負担が減ることが、対向車がいない山道は走りやすいと感じた理由ですね。
最後に第三の感想は、また走りたいと思いました。
これに関しては単純明快で、楽しかったのでまた走りたいと思っただけです。助手席や後部席に乗っていれば景色を楽しむことは出来ると思いますが、走行の楽しさは実際に運転している人にしかわからない爽快さがありました。いつかまた来ると思いますし、欲を言うなら秋の紅葉彩る季節を希望します。
ところで、いろは坂の名前の由来をご存知でしょうか?
いろは坂には48のカーブがありますが、そのカーブ数にちなんで48字で構成されている「いろは歌」から名付けられています。いろは文字は47字ですが、いろは歌は文字数を合わせるために「いろは47文字+ん」で構成されているわけなので、もしいろは坂が47のカーブだったとしても、いろは坂と名付けられていたのかもしれませんね。
いろは坂の基本情報②
第1いろは坂(下り専用)
⇒「な」から「ん」までの28のカーブで構成
2いろは坂(上り専用)2車線
⇒「い」から「ね」までの20のカーブで構成
というわけで、いろは坂を通り過ぎると日本三大名瀑の華厳滝があります。他にもこの辺りは日光の名瀑が点在しているので、厳選して3つの滝を見に行くことにしました。では日光滝巡り編をご覧ください。
竜頭の滝
観光地名 | 竜頭の滝(りゅうずのたき) |
住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
入場時間 | 24時間 |
日光滝巡り1つ目。まず始めにやって来た滝は、竜頭の滝です。
竜頭の滝は、いろは坂を超えて中禅寺湖沿いを5kmほど走ったところに位置しています。無料駐車場は2箇所あり、川の下流側にあるのが竜頭の滝駐車場で、上流側には竜頭滝上駐車場があります。
下流側の竜頭の滝駐車場には公衆トイレやレストランがあり、メインの展望所まではおよそ150mの距離で行くことができます。上流側の竜頭滝上駐車場には公衆トイレや売店等が設置されておらず、またメインの展望所まではおよそ200mと若干ながら遠めではあります。しかし駐車場すぐ横に架かる道路橋からの見晴しはメインの展望所からの景色と遜色のないほど綺麗なので、駐車場の利用はお好みで選択すればいいでしょう。
というわけで私が利用したのは下流側の竜頭の滝駐車場です。
竜頭の滝の展望所までの道のりは、階段をいくらか登る必要がありますが急な階段ではなく距離も短いので、散策する分にはそれほど苦労することはありません。
展望所にはベンチが設置されており、壮大な滝をゆっくり鑑賞することができます。
これが竜頭の滝です。長さ約210m、高低差約60m、滝幅約10mの大きさがあります。
名前の由来にはいくつかの説がありますが、滝を正面から見た姿を竜に見立てて名付けられたとも言われています。確かに言われてみればそう見えるかな。
ところで、垂直に落下しているわけではないので滝と言えるのかと疑問が生じました。滝と言うよりは傾斜の付いた川のほうが表現としては近いのかと思います。
長さと高低差の情報を基に角度を計算してみましたが、単純計算で16〜17度の傾斜が付いていることになります。これを滝と呼べるのかは疑問ですが、水底は溶岩からできておりゴツゴツしているので小さな滝がいつもあると考えれば滝であると解釈することもできるでしょう。
湯滝
観光地名 | 湯滝 |
住所 | 栃木県日光市湯元 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 有料駐車場あり ※冬季は無料開放、積雪による閉鎖あり |
入場時間 | 24時間 |
日光滝巡り2つ目に来たのは湯滝です。湯滝は竜頭の滝から山奥へと6kmほど進んだところに位置しています。
ナビに任せて進むと湖周辺にある駐車帯へと案内されました。10台くらい停めれるスペースがありましたが満車だったので別の駐車場を検索してそちらに向かいました。利用した駐車場は湯滝有料駐車場で、手前の料金所で先払いする方式になっており普通車1回500円でした。
駐車場から少し進むと、湯滝レストハウスと名の付いた売店が数軒だけ佇んでいました。ここには鮎や牛タン、団子などが店頭販売されていました。
その先には湯滝を下から一望できる展望広場があり、右には湯ノ湖への階段、左奥にはハイキングコースがありました。
ハイキングコースは1周1.4km、所要時間30分程度とのことです。
展望台から見る湯滝は驚くほど大きい滝でした。しかもその滝をすぐ目の前で鑑賞できることもあり、超弩級の大迫力がそこにありました。
滝の真下で釣りをしてる人がいましたが、その人と滝の大きさ見比べるとその壮大さが目に見てわかりますね。
湯滝は、高さ約70m、長さ約110m、幅約25mの大きさがあり、全国の名瀑と比較すれば特別秀でているとはいい難いですが、大きさのバランスの良さや水量の多さ、目の前で見ることが可能なことを考慮すれば、観光地としてはかなり上位の人気を誇るのではないでしょうか。
湯滝の水源は上流にある湯ノ湖から直接流れ落ちてくるとのことなので、湯ノ湖周辺も行ってみたくなりました。湯ノ湖まで0.4kmの案内看板からゴールの見えない階段を登っていたのですが、キツくなったので途中でやめました。たぶんナビで最初に行った駐車帯付近につながっているんでしょう。
もし最初に行った駐車場に停めていたら、帰りにここを上らなければならなかったと思うので、有料駐車場に停めて正解でしたね。
華厳滝
観光地名 | 華厳滝(けごんたき) |
住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
入場料 | 無料 ※有料観瀑台あり |
駐車場 | 有料駐車場複数あり |
入場時間 | 24時間 ※有料観瀑台は8:00〜17:00(時期によって異なる) |
日光滝巡り3つ目。最後にやってきた滝は華厳滝です。
華厳滝は日本三大名瀑のうちの一つとされています。いろは坂のすぐ横に位置しており人気観光エリアの人気スポットなだけあって人が密集していました。また付近には有料駐車場が複数整備されていました。
メインイベントとして最後に来ましたが、運悪く雨が振り始めました。最初に来れば雨じゃなかったのに残念です。
ここには華厳滝が見れる場所は、無料観瀑台と有料観瀑台の2箇所あります。
無料観瀑台は2階建てになっており、上から滝を見下ろす形で鑑賞します。
1階と2階のどちらから見ても景色はそう変わらりませんでした。ですので人の少ない箇所から見れば良いと思います。
無料観瀑台からの景色は、場所によっては木が邪魔して見にくい場所がありました。人が混み合っていると場所取りするのに苦労するかもしれません。
有料展望所はエレベーターから行くことができます。
エレベーターで100m下まで降りてから通路を渡り華厳滝に近づくことができます。そこから壮大な華厳滝の景色を下から見上げて鑑賞することができます。
今日は何度も滝を見たので、これ以上はもうお腹いっぱいだなと思い行きませんでした。なのでどの程度の見ごたえがあるのかはわかりません。
その後は、日光東照宮の前の道を走って次へ向かいましたが相変わらずすごい人混みした。雨も強いし行く気にならなかったのでやめました。
日光滝巡り編〜完〜
道の駅 きつれがわ
施設名 | 道の駅 きつれがわ |
住所 | 栃木県さくら市喜連川 |
駐車場 | 無料駐車場 |
営業時間 | トイレ・駐車場は24時間利用可 9:00~18:00(店舗によって異なる) |
本日の車中泊は道の駅きつれがわです。ここには日本三大美肌の湯、喜連川温泉の施設がありました。温泉目的でこの道の駅を選んだわけではありませんでしたが、せっかくなので入ろうと思い豪雨の中温泉施設を探し回ったんですけど、工事中で営業していませんでした。なお足湯は入れるようです。以上。
今日の報告
感想
今日はたくさんの滝を見ました。ちなみに明日の最初の目的地も滝の予定です。滝ばっかりですが、滝はいいですよ。いっその事全国の滝を見る旅をするのも面白いかもと思いました。落差の大きい滝、滝幅の広い滝、滝壺の大きい滝、水量の多い滝、たどり着くまでの道が険しい滝など、有名な滝からマニアックな滝まで滝ハンターになって全国各地まわってみようかなと少しだけ思いました。
移動
本日の移動
└ 福島→栃木
Googleタイムラインより
├ 移動距離:205km
└ 運転時間:6時間6分
費用
施設入場料、駐車場代など | 1,000円 |
高速料金、ガソリン代など | 0円 |
食事代、日用品代など | 2,000円 |
合計 | 3,000円 |