自宅で歯を白くするホワイトニンググッズは様々な種類の製品が販売されていますが、この記事ではホワイトニングシートとLED照射機について紹介します。
自宅で歯を白くするホワイトニングシート
ホワイトニングシートとは?
ホワイトニングシートとは、歯の表面に薬剤が塗られたシートを貼り数十分間放置して使用するシートです。薬剤が歯の表面に付着した着色汚れを分解し浮かび上がらせ、ブラッシングすることで着色汚れを除去できるという仕組みで、歯が本来持つ白さを取り戻す為に使用されます。
なお、海外製品には過酸化水素水が配合された歯を漂白して歯の本来持つ白さ以上になる効果が期待できるホワイトニングシートがありますが、それらは日本で販売することが禁止されています。ですが、海外から取り寄せ使用することはが違法にはなりません。とはいえ、完全に自己責任での使用となりますので注意が必要です。
ホワイトニングシートの使用方法
ホワイトニングシートの使用方法としては、薬剤の濃度を薄めずに歯に浸透させるために、まずは歯の表面の水分を拭き取ります。そしてシートを歯の表面に貼り、シートの余った部分を折り曲げて歯の裏側に貼ります。その後は製品の規定の時間を放置した後、ブラッシングをすることで着色汚れを除去します。なお、放置時間は製品によりますが20分〜30分程度が一般的です。
- 歯の表面の水分を拭き取る
- シートを歯の表面に貼り、余った部分を折り曲げて歯の裏に貼る
- 規定の時間を放置する
- ブラッシングをすることで着色汚れを除去する
ホワイトニングシートの使用場所と行動制限
ホワイトニングシートの使用場所は基本的に自宅になります。なお、放置している間は基本的に何をしても構いません。テレビを見ながら、読書しながら、お風呂中など好きなタイミングで使用できます。ただし使用中に飲食はできません。
ホワイトニングシート使用中は飲食禁止!
ホワイトニングシートの効果の範囲
ホワイトニングシートの効果の範囲は主に前歯の前面にしか効果がありません。というのも歯の裏側や奥歯にはうまく貼れないからです。無理やり貼ろうと思えば貼れるのかもしれませんが、歯を白くすることだけが目的なので、普段見えない歯の裏側や奥歯を白くする必要性はないので問題ありません。
ホワイトニングシートによる痛み
ホワイトニングシートにより痛みを伴うことは基本的にはありませんが、歯や歯茎の状態が悪かったり配合されている成分が体質に合わなかった場合に知覚過敏に似た症状が現れることがあります。
ホワイトニングシートの使用頻度
ホワイトニングシートの使用頻度は製品によって異なりますが、最初の1週間は毎日実施して白い歯を取り戻し、その後は白い歯を維持するために1週間に1回程度の割合で行うことが推奨されます。
ホワイトニングシートの注意点
シートタイプのホワイトニング効果は歯が本来持つ白さを取り戻すという効果であり、決して本来の白さ以上に明るく輝かせるというわけではないということをご理解ください。
また、薬剤の浸透がうまくいかなかった場合にはムラができ、まだらになることもあります。ですのでシートを貼る際はしっかりと歯に密着させてじっくりと浸透させていく必要があります。
ホワイトニングシートを使用した直後は着色汚れが付着しやすい歯になっていますので、特に色の濃い物の飲食は極力避けるべきとなります。
なお、ホワイトニングシートは使い捨てなので再利用はできません。
ホワイトニングシートにはどんなものがある?
【クリアクリーンプレミアム】ホワイトクリアパック
歯を白くする成分 | 単価 |
---|---|
フィチン酸 | 約130円/回 |
- 水で溶けるフィルムでできているので、貼り付け後は剥がさずにそのままブラッシングをするだけで使用できます。
- ホワイトニングの秘訣は、歯の表面に付着した着色汚れを除去する効果が期待できるフィチン酸で、成分は米ぬかから抽出した天然由来素材を使用しています。
【スマイルコスメティック】ティースホワイトパック
歯を白くする成分 | 単価 |
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ポリリン酸Na | 約280円/回 |
- 歯のステインを分解する成分「ポリリン酸ナトリウム」が配合されたハミガキ剤付きのパックになっています。
- パックを貼付けてから3分間待つことで着色汚れを分解し、ブラッシングすることにより通常の歯磨きより着色汚れを除去する効果が期待できます。
【クリーンスマイル】ティースケアテープ
歯を白くする成分 | 単価 |
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フィチン酸Na、PVP | 約200円/回 |
- フィチン酸NaとPVPが配合されており、どちらも着色汚れを落としやすくする性質を持っています。
- 化粧品GMP※(ISO22716)を取得した提携工場で製造しており、厳しい品質管理のもとで安心安全に製造された製品です。
※GMP:医薬品の製造管理及び品質管理の基準
【武内製薬】THE歯の黄ばみ集中ケアパック
歯を白くする成分 | 単価 |
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炭酸水素Na | 約120円/回 |
- 配合された炭酸水素ナトリウムが歯に付着したタンパク質を分解し、ブラッシングにより汚れを除去します。
- キシリトールを配合しており、唾液の分泌を促すことで虫歯を予防します。
【Twinkle】WHティーステープ
歯を白くする成分 | 単価/回 |
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PVP | 約120円/回 |
- ポリビニルピロリドンが黄ばみに吸着し歯垢を浮かせ、ブラッシングにより健康的で美しい歯を作ります。
- ゴールデンカモミールエキスを配合することでタンパク質を変性させる収れん作用の効果が期待でき、歯茎を引き締めます。
【Snow Shine】ホワイトニングシート
歯を白くする成分 | 単価/回 |
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炭酸水素Na、アパタイト | 約180円/回 |
- 炭酸水素ナトリウムが着色汚れを浮かせ、ブラッシングで浮いた汚れを除去します。
- アパタイトで歯をコーティングすることで、着色や歯垢などの汚れを再付着しにくい歯にします。
【クレスト】3Dホワイトニングシート
- 有効成分は歯科医院などのオフィスホワイトニングでも使用される過酸化水素を使用しています。日本での販売は禁止されているので海外からの取り寄せ品となります。また、安全性に関しては保証できないので完全に自己責任での使用になります。
- 歯科医院で使用される過酸化水素の濃度は、オフィスホワイトニングで35%前後、ホームホワイトニングでは15%前後が使用されることが一般的ですが、クレストの過酸化水素の濃度は10%〜15%程度なので、ホームホワイトニングと同程度の効果を期待できます。
- 歯を漂白するため歯の本来持つ白さ以上の効果を期待できますが、薬剤の影響により歯や歯茎への影響があり知覚過敏になるケースがみられます。また、歯の白さにムラができる場合があるため注意が必要です。
自宅で歯を白くするLED照射機
LED照射機とは?
LED照射機とは、マウスピースに専用の薬剤を塗布しそれを口にくわえLED照射して使用するホワイトニンググッズです。薬剤がLEDの光と光触媒反応を起こし、歯の表面に付着した着色汚れを効果的に分解し浮かび上がらせて、ブラッシングすることでが着色汚れを除去できるという仕組みで、歯が本来持つ白さを取り戻す為に使用されます。専用の薬剤の成分によっては殺菌・抗菌効果があり、歯や歯茎の健康を維持したり口臭を予防する効果なども期待できます。
LED照射機の使用方法
LED照射機の使用方法としては、事前に通常のブラッシングで歯の表面の付着物を除去します。そして専用の薬剤をマウスピースなどに塗布し、それを口にくわえて規定の時間LED照射を行います。照射後に歯の表面から浮かび上がらせた着色汚れをブラッシングで除去します。照射時間は製品によりますが、5分〜10分程度が一般的です。
- 事前に通常のブラッシングで歯の表面の付着物を除去する
- 専用の薬剤をマウスピースなどに塗布し、それを口にくわえて規定の時間LED照射する
- 照射後に歯の表面から浮かび上がらせた着色汚れをブラッシングで除去する
LED照射機の使用場所と行動制限
LED照射機の使用場所は基本的に自宅となりますが、コンパクトで持ち運ぶことが可能なので旅行や出張の際でも使用できます。
照射している間は基本的に何をしても構いません。楽な姿勢を維持しリラックスしながらでも使用可能です。また、防水性があるものであればお風呂などの水まわりでも使用することも可能になります。ただし、照射機を口に加えたままの行動になるのである程度は制限されてしまいます。ですが照射中に飲食できません。なぜならLED照射機を口にくわえたままなので物理的に不可能だからです。
LED照射機の効果の範囲
LED照射機の効果の範囲はシートタイプとは異なり、歯の裏側や奥歯に対しても効果があります。とはいえ薬剤の分量にムラがあると歯の色にムラができるので注意が必要です。
LED照射機の使用頻度
LED照射機の使用頻度は製品によって違いがありますが、最初の1週間は毎日実施して白い歯を取り戻し、その後は白い歯を維持するために1週間に1回程度の割合で行うことが推奨されます。
LED照射機による痛み
LED照射機より痛みを伴うことは基本的にはありませんが、歯や歯茎の状態が悪かったり配合されている成分が体質に合わなかった場合に知覚過敏に似た症状が現れることがあります。
LED照射機の注意点
LED照射機のホワイトニング効果は歯が本来持つ白さを取り戻すという効果であり、決して本来の白さ以上に明るく輝かせるというわけではないということをご理解ください。
また、薬剤の浸透がうまくいかなかった場合にはムラができ、まだらになることもあります。ですのでマウスピースへ薬剤を塗布する際はムラなく均等に塗布する必要があります。
LED照射機を使用した直後は着色汚れが付着しやすい歯になっていますので、特に色の濃い物の飲食は極力避けるべきとなります。
LED照射機にはどんなものがある?
【ホワイトスタートーキョー】スマートデントII
- 32灯の強力LEDタイプで、LED波長は450nm〜480nmを採用しています。
- USBで充電でき、使用時は使いやすいコードレスタイプを採用しています。
- 専用ホワイトジェルに含まれている酸化チタンが青色LEDの光と反応し、光触媒の作用で歯の表面に付着しているステインなどの汚れや細菌を分解・除去し、歯の本来への白さへと導きます。
- ジェルは専用ジェル「ホワイトWスタージェルII」または酸化チタンが含まれている製品であれば、効果を期待できます。
スマートデントⅡ専用ジェル「ホワイトWスタージェルII」
歯を白くする主な成分 | ジェル単価 |
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酸化チタン ポリリン酸Na ハイドロキシアパタイト | 約80円/回 |
【ルルシア】 ルルホワイト ジェル&LEDライト
- LED機器はサロンでも使われる360nm〜480nmの波長を採用しており、ジェルとブラッシングによりホワイトニングの効果が期待できます。
- 歯の着色汚れ除去に効果的なポリリン酸Naとメタリン酸NaとDL-リンゴ酸を配合し、さらに白くなった歯をコーティングするを効果もあります。これにより歯科医院などでホワイトニングした歯を維持するのにも効果的に使用できます。
- 歯にツヤのある輝きを与えるパールエキスを配合し、白い歯を魅力的に引き立てます。
- 歯の健康を考え、歯肉炎や歯周病を予防するイソプロピルメチルフェノールとβ-グリチルレチン酸も配合しています。
【ルルシア】ルルホワイト ジェル
歯を白くする主な成分 | ジェル単価 |
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ポリリン酸Na メタリン酸Na DL-リンゴ酸 パールエキス(加水分解コンキオリン液) | 約230円/回 |
ホワイトニング効果の期待できる成分
タバコのヤニによる着色汚れを除去する効果を期待できる成分
- ポリエチレングリコール(PEG)
- ポリビニルピロリドン(PVP)
歯に付着したくすみや黄ばみなどの着色汚れを分解し浮かび上がらせる効果を期待できる成分
- フィチン酸液
- ポリリン酸ナトリウム(三リン酸五ナトリウム)
- メタリン酸ナトリウム
- ピロリン酸ナトリウム
- ポリアクリル酸ナトリウム
- DL-リンゴ酸
- 炭酸水素Na
歯へ着色汚れの沈着を防ぐコーティング効果の期待できる成分
- ポリリン酸ナトリウム(三リン酸五ナトリウム)
- メタリン酸ナトリウム
- DL-リンゴ酸
- アパタイト
LED照射機によって光触媒で着色汚れを分解し浮かび上がらせる効果を期待できる成分
- 酸化チタン
日本では規制対象であるが、歯を漂白して本来持つ色よりも白くする効果の期待できる成分
- 過酸化水素