【点火しない】ダイニチ石油ファンヒーターを修理しました

ダイニチのファンヒーターを分解

突然ですが、寒くなってきたので石油ファンヒーターを出したところ点火しませんでした。

エラー番号は「E03」。何度やってもダメでした。どうするもんかと調べてみると、公式サイトにたどり着きました。

公式サイトによると「E03」は、

燃焼の途中で燃焼制御装置がはたらき自動消火した際に出るエラーです。

https://www.dainichi-net.co.jp/support/troublecheck/oil-heating/answer/a-1060/

とのことです。そして対策としては、

  • 油フィルター、油受皿内にごみや水がたまっている場合は取り除く
  • カートリッジタンクや油フィルターの入れ間違いがないか確認する
    *正しいタンクはタンクを入れる時に開けるフタの裏側に書いてある口金の色を確認ください。
  • 不良灯油を使用している場合は新しい灯油に入れ替える
https://www.dainichi-net.co.jp/support/troublecheck/oil-heating/answer/a-1060/

と記載されています。

では早速一つずつ対処していきます。

まず「油フィルター、油受皿内にごみや水がたまっている場合は取り除く」については、外部と内部に付着している埃をきれいに除去し、油フィルターの掃除もしました。

次に「カートリッジタンクや油フィルターの入れ間違いがないか確認する」については、去年使ってからそのままなので多分大丈夫ですが一応確認してみました。特に異常はなさそうです。

最後に「不良灯油を使用している場合は新しい灯油に入れ替える」については、灯油は新しく買ったばかりなので問題ありません。

というわけで掃除しただけになってしまったのですが、点火することができるのでしょうか。

結論から言うと、これだけでは点火しませんでした。

他の原因として考えられることは、ファンヒーターが随分と古いことが挙げられます。私が使用している物は07年製ダイニチ石油ファンヒーターFW-323NEです。かれこれ15年ほど使用してることになりますが、石油ファンヒーターの一般的な使用期間は8年だそうです。

約2倍の期間を使用していることになるのでそろそろ買い替え時かと思いましたが、もう少しだけセルフ修理を試みました。

というわけで、点火不良の原因をさらに調べた結果、点火を行う部材を掃除すると直るらしいです。その部材の名称は、「ニードル、点火プラグ、フレームロッド」というらしいです。そしてそれらに付着している「カーボン」が、点火不良の原因とのことです。

うん、何言ってるのかわからんね。
でも、それをやれば直るんだな?

よし、今回の任務は把握した!!要するにカーボンを取り除けばいいということだな。

レッツ分解!

分解する時は、どの部品がどこにあるか記憶もしくは写真に収めながら分解しましょう。さもないと組み立てる時にわけがわからなくなり苦労することになります。最悪の場合、組み立てることができなくなってしまいます。

ダイニチのファンヒーターを分解

はい、分解しました。

眼の前には目的のブツが現れましたね。

それを紙やすりで、これでもかってくらい擦りました。擦るのに夢中になりすぎて、三日三晩は経ったでしょうか。

カーボン除去前

ファンヒーターのニードルに付着したカーボンを除去する前

カーボン除去後

ファンヒーターのニードルに付着したカーボンを除去した後

その成果は見ての通りです。カーボンは除去され、まるで新品のような輝きを見せました。

あとは、分解のときの逆の手順で組み立てていき、組立完了後の点火式を始めます。

ドキドキの瞬間。

・・・

・・・・・

点きましたよ、火。

止まることのないファンヒーター。
燃え続けるファンヒーター。

これにて今回の任務は成功しました。完

セルフ修理は全て自己責任ですので、実践する方はくれぐれもご注意ください。

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