ゴロゴロしながらノートPCを使いたい【色んな姿勢でガツガツ働く】

一般的に、会社に属する働き方をする人は自分専用のデスクとイスが割り当てられ、そこに一生縛られ続けながらのデスクワークを強いられます。もし仮にフリーアドレス制を採用してる会社でもデスクとイスとは一心同体であり、デスクワークする上では切っても切れない関係であると言えます。

とはいえ、本心ではもっとゴロゴロしながら作業したいと存じ上げるかと思われます。強いて言うなら、ふかふかベッドでゴロゴロしながらもっとダラダラと作業したいと強く願う方もさぞ多いかと思われます。

しかし、会社にいる時にはできなくても、在宅ワークでならどんな姿勢でも誰にも文句を言われません。どんな姿勢でも目の疲れを回避することはできませんが、作業姿勢によっては肩のコリや腰の疲労を回避することができます。

作業効率を重視するのか楽な姿勢を優先するのか、各々それぞれの作業スタイルがあるはずですが、それを決めるのはあなた自身です。あなただけの究極の作業スタイルを完成させましょう。

目次

デスクとイスがあれば出来る『通常作業スタイル』

おすすめ度
★★★

作業進捗度
★★★☆☆

疲労蓄積度
★★★☆☆

通常作業スタイルは、デスクとイスさえあれば難なく作業をこなすことができるごく一般的なスタイルなので、ほとんど会社員はこのスタイルを採用しています。

会社員であれば、定められた始業時間と定められていない終業時間の間、働き続けなければなりません。長時間労働により発生する『腰が痛い・お尻が痛い・手首が痛い・肩が凝る・目がしょぼしょぼする』などのデスクワーク特有の苦行を贅沢に詰め込み、さらに会社員としての忍耐力と精神力が求められる長時間集中型のスタイルです。

良くも悪くもごく一般的なスタイルですが、身体への負荷を減らすためにふかふかのイスかクッションくらいは用意しておきたいものです。

デュアルモニターを使いこなす『企業戦士スタイル』

おすすめ度
★★★

作業進捗度
★★★

疲労蓄積度
★★★

企業戦士スタイルは、作業をより効率的に行うためにデュアルディスプレイを採用したスタイルのことです。タスクの数が多いと画面に表示中のデータがごちゃごちゃになり結果として作業効率がグンと下がります。さらにイラつきの原因にもなりモチベーションの低下を引き起こす可能性もあります。

そうならないためにもデュアルディスプレイが有効なのですが、使い方としてはメイン画面には作成中のデータを、サブモニターには参考資料等を配置しておくことで、表示データがごちゃつかず効率良くタスクを処理することができます。また、今日中に仕上げなければならない資料をサブモニター内に配置しておくことで、頭の片隅から忘れることがなくなりますし、何かしらのアイデアが閃いた時、すぐに作業に取り掛かることができることもメリットと言えます。

このようにデュアルディスプレイを駆使することで作業が随分と捗り、複数の作業を短時間でこなすことが可能になります。優先順位が高い作業を同時進行で進めていくことも不可能ではありません。そしてそれは、同僚や上司からも一目置かれることになり出世にもつながることでしょう。

ただしメインモニターでは仕事をしていても、サブモニターには関係のない動画が再生されているという事案がしばしば報告されています。使う人の意識によっては諸刃の剣となりますので注意が必要です。

タスクが多い人向け『マルチディスプレイスタイル』

おすすめ度
★★★☆☆

作業進捗度
★★★

疲労蓄積度
★★★

マルチディスプレイスタイルは、サブモニターを複数個配置した超戦闘型のスタイルです。用途によってはデイトレーダースタイルやゲーマースタイルと称されることもあるでしょう。マルチディスプレイスタイルに最も必要とされるのは頭の回転力です。タスクを処理できずにたまり続けると頭がショートするので、優先順位をつけてどんどんタスクを処理しましょう。

会社員の個人用デスクではこんなに沢山のサブモニターを配置することはまずありえないでしょう。これほどのタスクを会社員一人に託すなんて、よほど優秀な方なのかただ単にブラック企業なだけなのかといった具合ではないでしょうか。

自営で仕事をしている方が仕事用兼趣味用として拡張していった結果として、マルチディスプレイスタイルになっただけなのかもしれません。全てのモニターが有効に活用されているのか甚だ疑問に感じますが、本人が納得しているのなら口出しすることではありません。

仕事で思う存分に活用するもよし、株式チャートを表示しておくもよし、ゲームをするもよし、動画を流しておくもよし。何でもできて夢が広がるのがマルチディスプレイスタイルの最大のメリットです。

しかし、ここまで備品を揃えてしまうと、このデスク以外では作業しにくく感じてしまうことでしょう。ノートパソコンを使用している場合でも移動できないことがネックになります。それに備品を揃えるまでの費用の負担がとても大きいこともデメリットとして挙げられます。

立ち姿で作業する『スタンディングスタイル』

おすすめ度
★★★

作業進捗度
★★★

疲労蓄積度
★★★

スタンディングデスクを活用して立ったまま作業するスタンディングスタイルです。文字通り立ち姿で作業するのですが、スタンディングミーティングと呼ばれる立ったまま会議を行う方法を応用したスタイルになります。

一般的な座って行う会議では、眠くなったり余所事を考えたりして発言が停滞することがあります。しかしスタンディングミーティングでは、発言が活発になり会議がスムーズに進むのです。その結果、無駄な時間がなくなり効率よく会議が進むというメリットがあります。

つまりスタンディングスタイルを採用することで、ダラダラと無駄な時間を過ごしてしまう恐れを限りなく排除できることに期待できます。

余計なことを考えず集中して効率よく作業できる環境ではありますが、足腰への負担がどうしても大きくなりがちですので、適度な休憩と入念なマッサージで足腰をほぐしてあげると良いでしょう。

椅子に座って『膝上PCスタイル』

おすすめ度
★★★☆☆

作業進捗度
★★☆☆

疲労蓄積度
☆☆

ノートパソコンはラップトップ(laptop)とも呼ばれます。それぞれ「lap=膝」「top=頂点」という意味を表し、元々は膝の上に置いて使うことを想定されて開発されたのがノートパソコンです。なのでノートパソコンを使う上での通常スタイルといえば膝上PCスタイルとなるわけです。

膝上PCスタイルは座る場所さえあればどこでも作業できますが、やはりデスクがないと不安定な状態になることは否めません。空き時間を利用して作業できるという手軽さは魅力的ですが、作業効率に期待した使い方はできないでしょう。なのでガッツリとした作業ではなく、資料の確認や修正などのちょっとした作業をする時に向いているスタイルと言えます。

ベットにダイブしてから始まる『うつ伏せゴロ寝スタイル』

おすすめ度
★★★

作業進捗度
★★☆☆

疲労蓄積度
★★★☆☆

ノートパソコンを使う時、とりあえずベットにダイブすることから始まるうつ伏せゴロ寝スタイルです。ベッドの上に限らずソファーなどのふかふかしたところなら他に場所を選びません。どう見ても仕事している様に見えないスタイルですが、個人的には使用頻度が高く是非オススメしたいスタイルです。

難点を言うならば、頭を上げる体勢になるので首や背筋が辛くなるのがネックとなります。さらにキーボードと手首の高さが合わないので、キーボードが打ちにくいこともデメリットとして挙げられます。

しかしこれには解決方法があります。胸元辺りにクッションを挟むことでキーボードが打ちやすくなり、同時に首の角度も緩やかになることから疲労を軽減させることができます。

この姿勢を長時間維持することが辛いことから、短時間の作業には向いていますが長時間の作業には不向きと言えます。気づいたら足をバタバタと動かしているのがこのスタイルの特徴であり、たまに背中の筋トレが始まっていることもありますが、集中し始めたら作業スタイルを変更すればいいだけなので問題ありません。

そして最後に一つだけ。このスタイルを採用するにあたって何よりも危惧することは、すぐ眠くなることです。

なんとなくやる気が出ない時の『仰向けゴロ寝スタイル』

おすすめ度
★★★

作業進捗度
★★★☆☆

疲労蓄積度
★★☆☆

なんとなくやる気が出なくても、やるべきことがある時にオススメできるのが仰向けゴロ寝スタイルです。やる気は出すものでなく自然と出てくるものなんです。嫌々でもやり始めれば自然と集中できるものなんです。

首を前方に傾ける姿勢になるため首全体の疲労が大きくなります。さらにノートパソコンの固定と体勢の維持が難しく、持ち方によってはノートパソコンが顔の上に襲いかかってくることもしばしばあります。

このままの体勢だと若干作業のしにくさがあり、しっかり作業したい時には難易度が高いスタイルと言えますが、そんなものはひと工夫で解決できます。そんな時は角度を調整できるノートパソコンスタンドを使用しましょう。仰向けでゴロゴロしながらでも十分に作業に集中することができます。

ちょこっと作業に『半身スタイル』

おすすめ度
★★☆☆

作業進捗度
☆☆☆☆

疲労蓄積度
☆☆☆☆

ちょこっと作業に向いている半身スタイルは、腰掛けられるスペースとノートパソコンを置くスペースが必要となるだけなので特に場所を選びません。

軽く何かを確認するなどのちょっとした作業には向いていますが、キーボードを両手で打ちにくいことから作業効率には期待できません。さらに姿勢が左右非対称となり身体のバランスが悪くなることもあり、長時間の作業にも向いていません。

身体のバランスを保つためにも適度に休憩を挟み、バックストレッチャーで背筋を伸ばしてあげましょう。

もはや作業向きではない『肘枕ゴロ寝スタイル』

おすすめ度
☆☆

作業進捗度
☆☆☆☆

疲労蓄積度
☆☆

半身スタイルより、さらにキーボード打ちにくく作業性がすこぶる悪いのが肘枕ゴロ寝スタイルです。そしてすぐ眠くなるというデバフ付きの、何一つメリットが見つからないスタイルです。うつ伏せゴロ寝スタイルや仰向けゴロ寝スタイルよりもさらに気持ちが乗らない時は、まず初めにこのスタイルを試してみましょう。

キーボードを両手で打つ作業には全く向いていませんが、片手でサクサクと打てる人なら何とかなるかもしれません。状況に応じてパソコンを横向きにしても作業可能ですが、操作によってはパソコンが倒れることもあります。なので、できればキーボード入力やタッチパッド操作が少ない時に採用したいスタイルです。

ただし、床に直接ゴロ寝すると身体が痛くなるので、その時はマットレスを使用しましょう。

壁やソファの肘掛けにもたれかかる『寄り掛かりスタイル』

おすすめ度
★★★★★

作業進捗度
★★★

疲労蓄積度
★★☆☆

壁やソファの肘掛けにもたれかかり、太ももの上にノートパソコンを置くスタイルが寄り掛かりスタイルです。姿勢が安定するため、姿勢を崩すことなく長時間作業に没頭できるというメリットがあります。

一方で、パソコンの位置はお腹と太ももと膝の3点でガッチリガードし安定するようにも思えるが、呼吸に伴うお腹の動きに合わせてパソコンが多少揺れ動くことがデメリットと言えます。

楽さと作業性を兼ね備えたバランスの良いスタイルではありますが、寄りかかる場所にはクッションなどのふかふかしたものが欲しくなります。そうすれば背中が楽になりさらに集中して作業に没頭できるでしょう。

寄りかかって使うクッションで一番オススメなものはYogiboです。人をダメにするクッションという仕事とは相反するものが融合したスタイルですが段違いに快適になります。寄りかかるのに適したサイズは比較的小さめのYogibo suportもしくはYogibo miniがオススメです。それ以上大きいものは寄りかかるのには向いておらず、逆に使い勝手が悪くなります。

空き時間を有効利用『あぐらで膝上PCスタイル』

おすすめ度
★★★☆☆

作業進捗度
★★☆☆

疲労蓄積度
★★★☆☆

あぐらをかいた膝の上にノートパソコンを置くあぐらで膝上PCスタイルは、デスクやイスを必要とせず幅広い世代から愛用されている人気のスタイルす。

このスタイルのデメリットは、ノートパソコンをあぐらの上に置くためバランスが悪くなることと、背もたれがないとノートパソコンと身体が近くなりすぎてキーボード操作がしにくいことが挙げられます。

それを解決する派生スタイルがあぐらで膝上クッション嵩上げPCスタイルです。

あぐらで膝上クッション嵩上げPCスタイルは、テーブルクッションで高さを嵩上げすることによりキーボードの操作性が改善されます。

テーブルクッションならノートパソコン以外でも使い方は千差万別。スマホやタブレット、読書や軽食など様々な用途にお使いいただけます。

ただこちらのスタイルも、背もたれがないと若干ながら操作性が悪くなります。

あぐらで膝上PCスタイルの派生『あぐらで床上PCスタイル』

おすすめ度
★★★

作業進捗度
★★★☆☆

疲労蓄積度
★★★☆☆

あぐらで膝上PCスタイルの派生スタイルが、あぐらで床上PCスタイルです。あぐらの上にノートパソコンを置くスタイルでは操作性が悪いとお考えのあなたにオススメのスタイルとなります。

ただしあぐらで膝上PCスタイルとは対象的にキーボードの位置が遠くなるため、猫背の姿勢になりやすく背中や腰の疲労を感じやすくなります。

もう少しだけでもいいのでノートパソコンを身体に近づけると操作性があがるのですが、それを解決する派生スタイルがあぐらで床上ミニテーブルPCスタイルです。

あぐらで床上ミニテーブルPCスタイルは、床上にミニテーブルを置き、その上にノートパソコンを置くことで身体との距離を近づけます。その結果、操作性が改善され効率の良い作業が可能になります。

クッションなどでも代用できますが、安定するという面を考えればミニテーブルに軍配が上がります。

もしミニテーブルを購入する際には、足を折りたためるものを選ぶと、使わない時の保管場所に困らないでしょう。

いつでもどこでも『ワーカホリックスタイル』

おすすめ度
☆☆☆☆

作業進捗度
☆☆☆☆

疲労蓄積度
★★★★

仕事が好きで中毒なのか、仕事が嫌いなゆえ溜め込みすぎた結果がこうなったのか、仕事が多すぎてそうせざるを負えないのか、人それぞれに事情があるかとは思いますが、とにかくやることが多すぎるという時に採用したいのがワーカホリックスタイルです。

デスクやイスなどのオフィス用品は一切不要で、いつでもどこでもできることがワーカホリックスタイルの最大のメリットです。もはや作業スタイルと言っていいものか些か疑問ではございますが、とやかく言っても始まりません。とにかくやる!今すぐにやる!そんな時に是非採用してみてください。

万が一落としてデータが破損したら?社外のどこかに置き忘れたら?その結果、機密情報が流出してしまったら?など、色んな心配事が考えられるスタイルですので、もっと心に余裕を持って働いてもらいたいものです。

そんな忙しいあなたは食事の時間すら惜しく思うでしょう。そんな時のためにサッとエネルギーを補給できるものを常備しておくと安心です。タスクの処理に追われて倒れてしまわないよう最低限のエネルギー補給だけでも忘れないよう行いましょう。

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