『せっかく旅をするのなら、やったことのない体験をしてみたい。』
ということで釜山の実弾射撃場へ遊びに行くことにした。だがその前に懸念点を解消したい。初めて韓国へ遊びに行くので何も準備せずに行くには多少の不安が残ることだ。この記事ではそれらの不安を解消していく。
なお、射撃場での体験談は別記事で公開しているので興味があればご覧していただきたい。
韓国旅行のためにまず知っておくこと
ATMの使い方について
海外旅行で絶対に必要となる物がお金。これさえ確保する手段があれば大抵のことはなんとかなるので、ATMの使い方を事前に調べておく価値は高い。
まずはグローバルATMを見つけ出さなければならない。空港や銀行には必ず置いてあるので、空港で引き出しておけばしばらくはATMを探す手間を省くことができる。もし交換レートで多少損してもいいのなら、日本の空港で交換してもいいだろう。
ATM操作で重要なことは、Foreign Languagesを選択し日本語を選択すること。そこさえクリアできればあとは流れでなんとかなる。
もちろん海外キャッシングが利用できるクレジットカード、もしくはデビットカードなどを事前に用意しておく必要があるので注意が必要だ。
韓国の通貨はウォン(₩)だ。10,000円で約90,000ウォンがおおよその相場となる。逆に10,000ウォンなら約1,100円となる。
通信手段について
通信手段を確保することはお金を確保することと同等の価値がある。情報に溢れた現代社会は気になったことや不安など、少し調べるだけで簡単に解決できてしまうのだ。始めての韓国なので情報収集がいつでもできるという行為は最大の武器となるのでまさに必需品である。
韓国の至る所にはFree Wi-Fiがあり、もちろん滞在するホテルにも設置されているだろう。だがそれを使うのは最終手段にしておきたい。なぜならFree Wi-Fiはいかんせん使い勝手が悪いからだ。電波状況の悪さによっては、全くと言っていいほど使えない状況に陥ることもある。また、安全性の不安を伴うのでできれば使用したくない。
なので個人で用意するのが望ましいと考えた。結局のところ、海外SIMか海外WiFiのどちらかを選ぶことになるのだが、私は海外SIMを準備した。
なお、海外SIMについては別記事で公開しているので興味があればご覧していただきたい。
移動手段について
空港に到着後、まず必要な行動が空港からホテルへの移動だ。ごく一般的な移動手段、電車・地下鉄・バス・タクシーを比較して考えたい。
- 電車・地下鉄
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乗り方は日本と同じだ。目的地を調べ切符を買い、改札を通り車両に乗る。目的地の駅名さえ判明しているのであれば特に難しいことはない。
- バス
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前から乗り、料金を支払い、後ろから降りる。バスも電車・地下鉄と同様に日本と同じシステムなので簡単に見える。ただ問題なのが、乗車料金がいくらになるのか、いくらを支払えばいいのかがわからない。初めて乗ろうとする場合には難易度が跳ね上がるだろう。
- タクシー
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タクシーも他と同様、日本のシステムとほとんど変わらない。しかし残念ながら韓国のタクシーにもボッタクリの情報が存在する。タクシーメーターを客から見えない位置に搭載し、降車時にボッタクる手法が挙げられる。また、メーターを搭載しているにもかかわらず作動させない運転手も見受けられるとのこと。
これを解決する方法として、乗車時にメーターの有無を確認し、走り出す時点で作動しているのかを注意深く観察しておけば良い。もしメーターを拒否してくるような運転手は違法なので降りてしまったほうが良いだろう。言葉の壁がある分、他の移動手段より難易度が高くなるが、一番便利なのも事実。上手に利用していきたい。
日本との時差について
韓国と日本には時差が存在しないので、海外旅行にありがちな時刻を勘違いするなどの心配はない。それにスマホや腕時計の時刻を再設定する必要がなく余計な手間が省ける。
釜山について知っておくこと
釜山は韓国の南東に位置している。日本から行く場合、最も近い都市と言っても差し支えないだろう。
飛行時間について
釜山への飛行時間は、東京からなら約2時間10分、福岡からなら約1時間で移動できる。ただし国際線なので手続き等の混雑具合を考慮し、出発時間の2時間前までに空港に到着できるよう余裕をもった行動をする必要がある。したがって、片道移動だけでも半日程度の時間を費やすことになる。もし日帰りで行くのなら、朝はできるだけ早い便で行くように予定を立てないと滞在時間を十分に確保できないだろう。なお、福岡から釜山までは船で行く場合の所要時間は約3時間40分程度である。
気候について
韓国の気候の特徴としては日本と同様に四季があることが挙げられる。それともう一つ、冬は日本よりもやや寒くなる傾向にあるということも大きな特徴と言えるだろう。とはいっても日本の北海道と沖縄では気候に大きな違いがあるように、韓国の北部と南部では気候に大きな違いがあるので都市別に考えたい。とりあえず今回の目的地である釜山の緯度は日本の東京や名古屋と比べてみても大きな違いはないので、これらで比較してみる。
なお、今回収集したデータは気象庁(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)が公開している統計期間1991年から2020年の30年間の平年値を参照した。その中で1年で最も寒さの厳しい1月と最も暑さの厳しい8月のデータを比較したものが以下の表である。なお、参考までに降雨量も載せておいたが、これを見て何を思うかは各々の判断に委ねたい。
平年値 | 月平均気温 (℃) | 降雨量 (mm) | ||
1月 | 8月 | 1月 | 8月 | |
東京 | 5.4 | 26.9 | 59.7 | 154.7 |
名古屋 | 4.8 | 28.2 | 50.8 | 139.5 |
釜山 | 3.6 | 26.1 | 34.3 | 266.5 |
表からわかることは、釜山の夏は東京や名古屋と同等の暑さなので持参する衣類に注意する必要性は低い。しかし冬はそれらの都市よりも少しだけ寒くなることを考え防寒対策を意識して準備する必要があるということが判明した。
折角なので韓国ソウルについても調べてみた。ソウルの緯度は新潟や福島と同等なので、新潟とのデータと比較する。あと、韓国は日本よりやや寒くなる傾向があるという情報を基に札幌のデータを追加したものが以下の表である。
平年値 | 月平均気温 (℃) | 降雨量 (mm) | ||
1月 | 8月 | 1月 | 8月 | |
札幌 | -3.2 | 22.3 | 108.4 | 126.8 |
新潟 | 2.5 | 26.5 | 180.9 | 163.4 |
ソウル | -1.9 | 26.1 | 16.4 | 348.3 |
ソウルの冬の寒さは新潟・福島の比ではなさそうだ。札幌と同等とまでは言えないが、函館もしくは東北地方レベルの厳しい気候となるため留意しておきたい。
なお、より詳しいデータを見たい方は気象庁ホームページをご覧いただきたい。
グルメについて
釜山は海に面した都市なので海鮮系の食べ物が有名だ。韓国は全体的に辛い食べ物を好む文化があり、辛さに耐性がない者は辛い食べ物に飽き飽きとするだろうが、海鮮系ならば辛さを気にせず食べられる物が多くあるため安心だ。
ところで個人的に驚いた食べ物が一つあった。それはトウモロコシだ。日本では甘くスイートなトウモロコシだが、韓国のトウモロコシはまるで餅を食べているかのモチモチとした食感で甘さはほとんどない。色は褐色だし、正直美味いとは思えなかったが、新しい経験そして話のネタができたと思えば損はないのかもしれない。
観光について
釜山の海岸沿いには、空中散歩展望台「五六島(オリュクト)スカイウォーク」、海を望む展望台のある公園「太宗台」、歴史ある仏教寺院「海東龍宮寺」などの観光地が多くある。少し中心部へ行けば、色鮮やかな街並みが広がる「甘川文化村」も有名だ。ショッピングを楽しむなら「国際市場」もいいだろう。ありとあらゆるものを安く入手できるチャンスだ。もちろん食べ歩きも楽しめる。近くには「釜山ダイヤモンドタワー」があり、釜山の街並みを一望することだってできる。