とある日の夜中、眠りの最中に起こった出来事でした。
Zzz...痒い...頭が痒い。
それはそれは、これまでに感じたことのないほどの尋常な痒みでした。それでも眠気には勝てず、ボリボリと頭を掻きながら眠り続けていましたが、朝起きてみると枕に大量のフケが散乱していました。
実際の写真がこちら。
今までもフケが出ることはありましたが特に気にせず放置していました。いつの間にか治っていましたから。でも今回は今までとは訳が違います。明らかに量が多すぎだったのです。
とは言うものの様子見のために3日ほど放置していました。しかし特に改善の兆候が見られず、いよいよ何か対策しないと思い始めました。現実問題として、フケ以外にも抜け毛や白髪、そんな頭の悩みをちらほら抱え始める年齢に差し掛かっていますので。。。
とりあえずセルフケアで対処してみて、改善しないようだったら病院に行こうと考えました。
被験者:30代男性
症状:乾燥フケの大量発生
乾燥フケ対策
ということで、まずはセルフケアでできることを調査しました。特に重要視したのは、手軽にできることと継続してできることです。面倒なことや継続できそうにないこと、やりたくないことはしません。
生活習慣の対策
どんな病気でもまず最初に言われるのが健康的な生活習慣を心掛けることです。もちろんフケも例外ではありません。
例えば食事。肌のターンオーバーに欠かせないビタミン類を積極的に摂取すると良いとのことです。しかし家にコンロが無いので自炊はしません。よって却下です。
次に睡眠。確かに睡眠に関しては毎日良い睡眠が取れているとは言い難いです。夕方に仮眠をとって結局夜ふかしすることが多いのが現状です。でも一切変える気は無いので却下。
最後にストレスのない生活。ストレスは元々ない生活を送っているので改善の必要はありません。
『やりたくないことはやらないほうがいい』というのが持論です。それこそストレスの原因となりますからね。というわけで生活習慣の対策は何もせず、現状維持を貫きました。
洗髪時の対策
洗髪時の対策ですが、主に4つの対策を実施しました。
シャンプーの変更
洗髪時の対策としてまず初めにしたことは、シャンプーを変えることでした。フケが出るまで使用していたシャンプーは初めて使うものでしたが、既に3ヶ月ほど使用しています。おそらくフケの原因がシャンプーが体質に合わないことではないと思われますが、より頭皮に優しいと謳われるアミノ酸シャンプーに変えることにしました。
アミノ酸シャンプーは一般的には泡立ちがあまり良くなく洗浄力に劣ると言われています。それ故に使い方を間違えると頭皮に汚れが溜まり、頭皮環境を悪化させるデメリットがあります。しかし私が選んだ濃密泡スカルプシャンプーは、濃密泡を作り出すことで頭皮への負荷を少なくする効果を期待できるのと同時に、洗浄力が他のシャンプーにも劣らないとのメリットがあるものです。
実際に頭皮がポロポロとめくり落ちてくる現状を考えれば、頭皮に優しいことを最優先することは最善の選択だったと思います。そして今回の対策の中で一番費用がかかっている対策(とはいっても2,500円くらい)なので最も効果を期待したものでした。
濃密泡スカルプシャンプーには、香りの種類がラ・フランス、カリフォルニア、ハーブトニックの3種類から選ぶことができます。それぞれの特徴は、ラ・フランスは洋梨の香り、カリフォルニアはシトラスの香り、ハーブトニックは爽快感のあるハーブの香りとのことです。
香りに関してはスメハラという言葉がある通り、匂いに敏感で気分を害する人もいますし、自分で自分の匂いが嫌になることもあるので一応は気にしますが、シャンプー後に髪の毛の匂いがキツくなければ何でも良かったのでラ・フランスを購入しました。
実際の使用感としては、アミノ酸シャンプーに言われる泡立ちの悪さは全く感じませんでした。しっかり泡立ちますし、洗浄力に関しても特に気になった点はありません。
ラ・フランスの香りについては、シャンプー液自体は薄っすらと洋梨のほのかに甘い香りを感じますが、シャンプー後に髪の毛の匂いが気になることは一切ありませんでしたので満足しています。また、試供品として同封されていたカリフォルニアも使用しましたが、グレープフルーツを思わせる柑橘系のいい香りでした。
ちなみにNILEというブランド名ですが、パッケージの表面やシャンプーのボトルの表面には英語がビッシリと書かれているので一見すると海外の製品かと思われますが、パッケージの裏面は日本語で書かれており、MADE IN JAPANの文字も記載されているので品質に心配はいらないでしょう。また、同封されている説明書はちゃんと日本語で書かれているので安心して購入していただけると思います。
頭の洗い方の改善
さて次に頭の洗い方を改善しました。今までも頭皮に負担のかかるような洗い方はしていなかったと自負しておりますが、より頭皮に刺激を与えない洗い方を実践しました。その方法とは、まず初めはシャワーのみで頭皮の汚れを落とし、その後シャンプーで汚れを除去する方法です。注意点としては、頭皮をできるだけ触らないこすらないことと、シャンプーは手のひらで泡立ててから髪の奥まで潜り込ませて洗うことです。洗顔する際に、泡立てネットを使用している方もいると思われますが、この方法をシャンプーで代用するとより効果的かと思われます。
シャワーの温度
ちなみに、シャワーについては頭皮に最適な温度というものがございまして、熱すぎると頭皮に負担がかかり逆効果になるようです。理想の温度は38℃〜40℃。しかし普段から湯船に浸からない生活スタイルなので、シャワーは熱めに設定しておかないと身体が寒くて耐えられません。フケが出る時期は基本的に冬の乾燥する季節なので、ぬるめのシャワーでは許容できません。よって却下。
すすぎ残しに注意
最後に、シャンプーのすすぎ残しのないようしっかりとすすぎます。もちろんすすぎの際にも頭皮はこすりません。髪の毛を持ち上げ奥までしっかりとシャワーを当てます。ついでに頭皮のマッサージを行い、頭皮環境の改善を試みました。頭皮のマッサージはフケ対策以外にもたくさんのメリットがありますので、やっておいて損はありません。
洗髪後の対策
さて洗髪後の対策ですが、主に2つの対策を実施しました。
頭皮保湿ローションの使用
洗髪後の対策1つ目は、Curél頭皮保湿ローションを使用したことです。この製品は頭皮の乾燥を防ぐセラミドと呼ばれる成分の働きを補う効果があるとの触れ込みです。
使用方法としては、
- 洗髪後、軽くタオルドライする
- Curél頭皮保湿ローションを頭皮に塗りつける
- Curél頭皮保湿ローションを指でやさしく頭皮になじませる
わずか3ステップなので手間と時間を取りません。
Curél頭皮保湿ローションを頭皮に塗りつける方法ですが、製品の先端部分が丸まっており、そこに小さな穴が空いているので、ローションが髪の毛に付着しないように、頭皮に直接塗りつけるように使用できる安心構造になっています
実際の使用感としては、匂いやベタつきがなく、もちろん刺激もありません。頭皮が保湿されている感覚は正直なところわかりませんが、効果があると信じて洗髪後と朝起きた時の1日2回使用しました。製品ボトルの裏面には使用回数の目安として1日1回と書かれていますが、ホームページには1日に何度使っても問題ありませんと記載されているので、乾燥が酷い場合には遠慮なく使用することができます。
今回の対策で二番目に費用がかかっている対策(とはいっても1,500円くらい)ですが、1回あたりの単価であればおそらく一番費用がかかっているので、効果に期待せざるを得ません。
ちなみにCurélですが花王株式会社のブランドになります。有名企業という信頼感と安心感がありますので、品質には心配せずに購入いただけるでしょう。さらに、敏感肌・乾燥肌に特化した他のCurél製品も多種類販売されています。これまでの人生ずっと乾燥肌に悩んでいた私にとっては新しい発見であり、今後も期待して使用していこうと感じました。
ドライヤー
さて、洗髪後の対策として2つ目に行ったのがドライヤーを使用することです。髪の毛が生乾きだと雑菌が繁殖しやすくなり頭皮環境が悪化した結果、フケなどの頭皮トラブルに繋がります。当方は男性であり頭髪は長いとは言えず、自然乾燥でも十分かと考えましたが、やらないよりやったほうがマシだと思ったので実施しました。
注意点としては、ドライヤーの熱風により頭皮が乾燥する恐れがあることです。しかしこれは事前に頭皮保湿ローションを塗っていますので問題ないでしょう。それよりもドライヤーの熱風が頭皮に負担をかける恐れがあることに注意が必要です。ドライヤーを使用する際には、できるだけ遠くから熱風を当て、そしてできるだけ短時間で終えるということが大切です。
その他の対策
あと一つ心配事がございまして、枕に変な病原菌が住み着いていてそれが原因でフケを出している可能性を懸念して、枕カバーを洗濯しておきました。実際にそんな病原菌が存在するのかはどうかは不明ですが、念には念を入れ、というところでしょうか。
乾燥フケ対策の結果
今回、私が乾燥フケ対策として実施したことは、
- シャンプーをアミノ酸シャンプーに変更
- 頭の洗い方を改善
- シャンプーのすすぎ残しに注意
- 頭皮のマッサージ
- 頭皮保湿ローションの使用
- ドライヤーの使用
- 枕カバーを洗濯
以上7項目です。
その結果、2週間ほどでフケが全く出なくなりました。生活習慣を一切変えることなく改善できたこと、そして病院へ行かずに済んだこと、どちらも大変喜ばしく思います。ちなみに、シャンプーは約5分の1ほど使用し、頭皮保湿ローションは半分ほど使用しました。どちらも使い切るまで継続して使用してみて、効果が続くようならまた来年の冬場もお世話になろうと思います。
ただ、一つの疑念があるとすれば、今までフケが出ても放置していましたし、それでもいつの間にか治っていました。つまり今回も放置していれば治っていた可能性があり、時期的にフケが出るタイミングだっただけなのかもしれないということです。
シャンプーや頭皮保湿ローションなど、体質に合う・合わないもあるわけですので、どの対策が最も効果的だったのかは正直なところわかりません。逆効果だった対策もあるかもしれません。
でも実際に意識して対策してみることで2週間でフケ頭を改善できたわけですし、フケ頭改善の一つの参考例としてご覧いただければ幸いかと思います。