GTRacingの組み立て&ガスシリンダーの下がり対策

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GTRacingの組み立て

家の中の作業スペースを確保しようと思いデスクやチェアをどれにすれば快適になるのかと考えていたのですが、チェアに関しては自分でもなぜだかわかりませんがゲーミングチェアが欲しくなりました。思い立ったらすぐ行動。すぐにポチりました。

購入したゲーミングチェアは、GTRacing(GT890YJ-GRAY)です。GTRacingはゲーミングチェア界の王様であるATRacingの約半分の金額で購入できます。私は初めてのゲーミングチェアなのでお試しとしてGTRacingにしてみました。

この製品は、耳元にBluetooth仕様のスピーカーが設置されておりゲームをする時や動画を見る時には耳元のスピーカーでダイナミックな音を楽しむことができます。また足元にはフットレストが付いているので背もたれを倒してフットレストを引き出せば快適な仮眠をとることも可能です。フットレストを使用しない時には座面の裏側に収納しておくことも可能なので邪魔になることはありません。

どこまで使うかはわかりませんが無いよりマシなのでとりあえず付属品が多いものにしておきました。もちろんスピーカーやフットレストの付いていない製品もあり、それらは2割ほど安く購入できます。

GTRacing(GT890YJ)組立前

では早速開封して部品を床に広げてみました。

ここから一人で組み立てますが、まず最初にやるべきことは説明書に目を通すことと部品が全数あるかを確認することです。説明書には材料一覧表が載っていますので、それと照らし合わせて部品の個数を数えます。もしこの過程をすっ飛ばして組み立て途中に部品が見当たらない事態になると、元々入っていなかったのか間違って組み立てているのかがわからなくなります。そうすると大きなタイムロスになるので確認することは大事というわけですね。

私の場合はBluetooth送信機とコード類が見当たりませんでした。これ絶対入れ忘れでしょ?と思っていましたが背もたれの裏ポケットに入っていました。

ちなみにここに入っていることは説明書に記載されていました。私がちゃんと読まなかったことが原因です。疑ってごめんなさい。

では、座面より上側を組み立てていきます。

組み立てると言っても説明書通りに行うだけなので誰でも簡単にできます。なので注意事項やコツなど書くことはありません。上側の組立時間としては約20分で完成しました。

次に座面より下側を組み立てていきます。

GTRacing(GT890YJ-GRAY)

下側の組み立ても簡単でしたが、上下を合体させることに少しだけ苦労しました。というのも下側が動かないようにうまく固定しながら、上側を1人で持ち上げる必要があったので、割と重くて体力を使いました。

もし力持ちの方であれば1人でも容易に合体させることができますし、力に自信の無い方であれば合体させる時に誰かに手伝ってもらうほうがいいかもしれません。

下側の組立時間も約20分で完成しましたので、材料の確認から組立完了までを合わせると約1時間で完成させることができました。

ところが一つ問題がありました。

ゲーミングチェアの組立完了後、一つだけ部品が余ってしまいました。しかし説明書を見てもそもそも何の部品なのかも記載がありません。これこそ梱包間違いだろうと思っていましたが、後々判明しました。

どうやらこれは、座面の下に付いているフットレスト接続部分の予備部品のようです。プラスチック製なので割れることを想定して予備を入れているのだと思います。

というわけでフットレストが壊れてしまっても1度だけならすぐに修理することができます。

ガスシリンダーの下がり対策

ゲーミングチェアを購入して約1年3ヶ月後、ある日突然座り心地に違和感が生じました。何がおかしいのか調べてみるとガスシリンダーが一番下まで下がっていました。いわゆるガス抜けですね。一番上まで上げても少し使うと下がってしまうようになりました。

とりあえずこのままでは座り心地が悪いので対策を講じようと考えました。

  • このまま我慢して使用する
  • 座面にクッションなど敷いて高さを調整する
  • ガスシリンダーを交換する
  • ガスシリンダーを固定する

これらの案が思い浮かびましたが、我慢して使い続ける方法やクッションを敷く方法は使っていればそのうち慣れるかもしれませんが、今まで慣れ親しんだ使い勝手を変えたくありませんので不採用です。

ガスシリンダーを交換する場合は部品代の値段が気になります。ガスシリンダーの規格は割と共通されており互換性があるためGTRacing社の製品でなくても対応可能です。その場合の部品代の相場は2000円〜4000円程度が一般的かと思います。ただ製品によっては高さが微妙に変わることがあり慣れ親しんだ座り心地とは違和感が生じることや、そもそも規格が合わずに取り付けできないこともあります。買ってから後悔したくないので不採用としました。

ということでガスシリンダーを固定する方法を採用しました。簡単に言うとガスシリンダーに鉄製バンドを巻いて固定し、物理的に下がらないようにしました。言葉だけだとわかりにくいと思いますので写真と共に説明します。

1.事前調査

まず始めに行ったことはガスシリンダーの調査です。ガスシリンダーの太さ、取り付け可能なバンドの大きさ、取り付け可能な位置など、どういう対策したいのかによって色々計画を立てる必要があると思いますが、私の場合は外径が28mmということだけしか調べませんでした。

2.材料調達

次にホームセンターで28mmの太さを巻くことができる鉄製バンドを探しました。イメージとしては蛇口にホースを取り付けた後、ホースの抜け防止として巻くようなバンドを想像していました。

アカギ立バンド 20A

最終的に使用した材料は「アカギ立バンド 20A」です。20Aなので内径が20mmかと思って買いましたが、実際には内径が26mmありました。

実はこの時「アカギ立バンド 25A」も購入していました。例によって25Aなので内径が25mmかと思い、これなら28mmを巻くのにちょうど良さそうだと思って買いました。しかしこれの内径は33mmだったので結局使わずじまいです。

隙間ができて締め付けができなかった時のために、予備として2種類のサイズを購入していましたが結果的に正解でした。何度もホームセンターに行くのも面倒ですし金額は1個100円以内で購入できるので大した出費ではありません。タイムイズマネーです。

3.取り付け

ガスシリンダー回りにはカバーが付いています。ガスシリンダーにはグリスが塗られており、グリスがどこかに付着して汚れることへの防止目的で付けられたカバーですね。

このカバーを全部一番上まで上げてください。するとガスシリンダーが顔を出します。ここにバンドを巻くとガスシリンダーが固定され、これ以上座席が下がらなくなります。

ただ少し誤算がありまして、ガスシリンダーが表に見えている長さが2cmです。しかしアカギ立バンド20Aの高さが3cmありました。とりあえず巻こう試みましたが、カバーが引っかかって中々うまくいきません。

ガスシリンダー下がり防止

それでもまたホームセンターに行くのも面倒なので、強引に取り付けました。

カバーが壊れてもいいなら、このように強引に取り付けてしまえばいいですし、カバーに切れ込みを入れてしまえば、楽に取り付けることができるでしょう。

もしカバーが壊れるのが嫌だとか、カバーを元のようにきっちり被せておきたい場合には、小さめのバンドを使用することで解決出来ると思います。ただ小さいバンドを使用するということは締め付け強度が弱くなることでもあり、しっかり固定できずに下がり防止としての効果を発揮できないかもしれません。

この方法はあくまでも応急処置ではありますが、取り付けてからしばらく経過しても一切下がることなく快適に使用できています。

ただこの方法には弱点がありまして、椅子の高さを上下に調整できなくなります。私の場合は使用期間1年3ヶ月の間で1度も上げ下げした記憶がないので問題ないと判断しました。

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