一般的な食器洗剤用の蓋。上に引き上げるとロックが外れ、下に押し込むとロックされるあの蓋。正式名称は不明だが、どのメーカーも大体あの蓋が採用されている。
でもこれ。
正直使いづらい…
と、ずっと思ってたのだが…
ある日、見つけてしまったのだ。「食器用洗剤ポンプ」という有用アイテムを。
実はこの出会いはもう数年前の話で、その日以降ずっと愛用し続けている。そしてこの度、追加で購入したことをキッカケに、ブログで記事にしようと思ったわけだ。
なお追加で購入した理由はシャンプーボトルに使用するためだ。シャンプーボトルの蓋は、大体どのメーカーもポンプ式を採用しているが、私が最近、愛用しているシャンプー「オクト」はキャップ式である。ゆえに「食器用洗剤ポンプ」で代用しようとした。ただそれだけのことなのだが、この思惑は見事に外れることになった。なぜなら、取り付けることができなかったからである。
「食器用洗剤ポンプ」にはアタッチメントが付属されており、23mm・25mm・27mmの口径であれば取り付けることができるのだが、オクトの口径は23mmよりもわずかに小さかったのだ。結果として私の便利なシャンプーライフは遠のいてしまったわけである。
オクトはポンプ式の蓋が販売されておらず、また、オクトの口径に合うポンプヘッドを見つけることもできていないため、現状の解決方法としては、別のポンプ式容器に詰め替えて使用するしかなさそうだ。
次に、泡で出るハンドソープ(詰替用)のボトルにも接続することができたため、試しに使用してみたところ、液体が勢いよく噴射されただけで、泡で出てくることはなかった。まぁこれに関しては予想通り、納得の結末である。
ちなみに、何か他にも使用用途がないかと模索したところ、500mlのペットボトルにもアタッチメント不要(口径25mm)で接続することができた。
このことから何かしらの使い道はありそうだが、残念ながら今のところ何も思い浮かんではいない。というわけで、やはり「食器用洗剤ポンプ」が真価を発揮する場所は台所しかないのだろう。
ごく一般的な食器用洗剤の蓋は、蓋を上下することでロックを開閉するものだが、この蓋ではいくらかの手間がかかる。蓋を引き上げ、ボトル本体を持ち、ひっくり返し、ボトルに圧をかけることで液体を出す、といった手間だ。
更に言うと、手間だけでなく、別の問題も浮上する。
洗う食器が多いと、どうしても途中で泡立ちが悪くなるため、スポンジに洗剤を追加する必要がある。この時、泡だらけの手でボトルを持つ必要があるのだが、そうするとボトルも一緒に泡だらけになってしまう。これが個人的に大変気に入らないのだ。
しかし、「食器用洗剤ポンプ」であれば、そんな状況を発生させない。なぜなら、ボトル本体に手を触れる必要がなく、ポンプをワンプッシュするだけで済むからだ。ゆえに、泡だらけの手でも使えるという画期的なアイテムである。
さらに言えば、「食器用洗剤ポンプ」を詰替用ボトルに直接ぶっ刺して使えるということも有用さを際立たせている。詰替用なのに詰め替える必要がないということは、環境的にも経済的にもエコなのだ。
ところで、私が普段使用している洗剤は「キュキュットつめかえ用 700ml」だ。
「キュキュットつめかえ用 700ml」と「食器用洗剤ポンプ」の互換性は高い。というのも、付属のストローがボトルの高さとほとんど同サイズであるので、ストローの長さを調整する必要がないからだ。いや細かいことを言うとストローを1cmほどカットしたほうが収まりがいいのは間違いないが、私はカットせずに使用しており、これまで特に問題なく使用できているため、カットするしないは個人の判断で好きにすればいいだろう。
なお、「食器用洗剤ポンプ」は100均で購入することができる。私はダイソーとセリアで販売していることを確認しているのだが、なぜかキッチンコーナーには置いていなかったため探すのに苦労した。置き場は店によるのだろうが、必ずしもキッチン用品として取り扱われているとは限らないということだ。
100均だと強度が心配。あるいは見栄えが悪いから使いたくないと思う方もいるだろう。それなら、以下の「ツーウェイディスペンサー」はどうだろうか。
「ツーウェイディスペンサー」のポンプはステンレス製なので強度は心配に及ばない。また、見栄えも高級感がありオシャレである。
それでも、もうワンランク良い物が欲しいと思うのであれば「ソープディスペンサー」という有用アイテムもある。
センサーに反応して自動で洗剤を排出してくれる優れモノだ。さらには、食器用洗剤だけでなくハンドソープなども使用できるため、使い所は台所だけに限らない。
しかし、とりわけ問題となるのは電源の確保だ。「ソープディスペンサー」はUSBで充電できるのだが、置き場が台所など水場がメインであるがゆえに、常に充電しっぱなしというわけにもいかない。定期的に充電が必要なのは面倒の一言に尽きるが、それを考慮しても実用性の高さは卓越しているだろう。
さて最後に、いつかは導入してみたいと思っている台所の有用アイテムを紹介しよう。それは「ガラスリンサー」だ。
「ガラスリンサー」はコップ類を洗う専用のアイテムだ。使い方は簡単で、コップを押し付けるだけで水が勢いよく噴き出し、瞬く間にコップの洗浄が完了するのだ。
しかし、いくらか工事が必要であり、賃貸住宅では大家の許可が必要となる。ゆえに今すぐ設置するには難しいため、もし今後新築を建てるのであれば、是非とも導入したいと思っている。