【カビだらけ】そのエアコン掃除しなくても大丈夫?

突然ですが、エアコンの掃除してますか?

今まで1度も掃除したことない方は今すぐ掃除してください。

掃除するべき理由と掃除の仕方を記します。

目次

エアコン掃除の必要性

エアコンを掃除しないと、エアコン内に繁殖したカビがエアコンの空気と一緒に室内に撒き散らかされ、それらを吸い込みカビアレルギーを発症します。症状としては、咳・くしゃみ・喘息・鼻水・鼻づまりなどの気管支への影響から、目の充血・目のかゆみ・皮膚の湿疹・発熱・倦怠感など様々です。花粉アレルギーやダニアレルギーと類似していますが、日々の生活や仕事に支障が出るレベルのしんどさがありますので注意が必要です。小さいお子さんや高齢者のご家族が同居されている場合には、特に注意が必要です。

カビの発生は、温度が15℃から35℃で湿度は70%以上だと発生しやすいといわれています。また、ほこりや食べかす人間のアカなどの有機物を餌として繁殖していきます。キッチンやバスルームなどの水回り付近にカビが繁殖しやすいのはご存じかと思われますが、エアコン内部もカビにとっては繁殖しやすい環境が整っているのです。

エアコンの掃除といっても、やり方はいくつかあります。

フィルター掃除や内部のほこりの除去などを小まめにおこなうものや、自分で分解して清掃する大掛かりなもの。さらには専門業者による分解して丸洗いする方法もあります。専門業者に依頼するほど汚れがひどいものは買い替えの検討もしたほうがいいです。テクノロジーの発展により最新型になればなるほど電気代がかからないエコな製品が発売されています。長期的にみればコストの面でメリットがある場合があります。

自分で掃除する場合に、主に掃除したほうがいい場所は「フィルター」「フィン」「ファン」の3点です。

フィルターはエアコンに取り込む空気からほこりなどを取り除きます。フィルターが汚れていると、風量が低下しエアコンの利きが悪くなります。また、電気も余計に消費し電気代が上がってしまいます。エアコンのカバーを開けると取り外し式のフィルターがありますので、外してほこりの除去と水洗いをしてください。

フィンは、フィルターを通して吸い込まれた空気を熱交換します。要するに、放熱や吸熱によって温風や冷風を作り出します。フィンが汚れていては熱交換能力が低下し、利きが悪くなり電気代が上がります。

ファンは、フィンによって作り出された温風または冷風を室内に放出します。いわば空気の送風口です。空気の通り道ですのでファンほこりやカビが溜まっていると、空気と一緒に室内に放出されます。

フィンとファンは簡単に取り外すことができず掃除しにくいですが、スプレータイプの商品を使えば比較的隅々まで汚れの除去が可能です。これはエアコンを大掃除したいけど、分解するのは手間だと感じるときに非常に便利な商品です。

おすすめ掃除グッズと使い方

フィン用エアコン洗浄スプレー

フィン用エアコン洗浄スプレーは、アース製薬株式会社より販売されており累計1億本以上の販売実績があります。

製品の特長

  • 消臭
  • 除菌
  • 防カビ
  • 無香料タイプ、香料タイプ有り

使い方

  • エアコン1台につき1本を使用します。1本で90秒から120秒の噴射時間があります。
  • 電源をOFFにし、プラグをコンセントから外します。
  • 窓を開け換気します。
  • エアコンフィルターを外し、フィンを露出させます。
  • スプレー缶を5回以上強く振り、フィンから5cm程度離してフィン全体に満遍なくスプレーを噴射します。
  • フィン以外の場所に噴射液をかけないこと。故障の原因となります。
  • スプレー噴射が終了後10分間放置すればエアコンを使用できます。なお、洗浄液は排水管より自動的に排出されます。

送風ファン洗浄剤「くうきれい」

送風ファン用洗浄スプレー「くうきれい」はショーワ株式会社より販売されており、業務用洗浄剤メーカーが家庭用エアコン掃除の為に開発した商品です。

製品の特長

  • 除菌
  • 消臭
  • カビ、油汚れの除去
  • ムース剤で洗浄、リンス剤で洗い流しの2工程。

使い方

  • 電源をOFFにし、プラグをコンセントから外します。
  • 窓を開け換気します。
  • エアコン周囲の家具、家電等をシートで覆い保護します。
  • 付属の洗浄廃液回収袋をエアコンに沿って貼り付けます。
  • 強力に貼り付けておかないと、排出された洗浄液の重みで袋が剥がれ落ちることがあります。
  • ムース缶のノズルをファンの中に差し込んで満遍なく噴射します。ファンを回転させながら噴射し、1缶全部使い切ってください。
  • ファン以外の場所に噴射液をかけないこと。故障の原因となります。
  • リンス缶のノズルを泡を流し落とすよう、全体に噴射します。
  • リンス缶を使い切っても泡が残るようでしたら、水道水を霧吹き容器に入れ吹きかけてください。
  • 内部から水滴等の落下がなくなったら、送風口にタオルなどを当ててエアコンを10秒程度送風運転します。
  • 最後に洗浄廃液回収袋を撤去し、家具、家電等のシートを外せば完了です。

付属の洗浄廃液回収袋を取り付けた写真がこちら

洗浄後の写真なので袋の下に汚れた水が溜まっています。

送風ファン洗浄剤くうきれいで清掃している状況

セルフ分解清掃

長い間手入れしなかったので、スプレー洗浄のついでにエアコンを分解して水洗いしました。

分解した姿がこちらです。ひとりでもここまでなら分解できます。

エアコンの分解

次に解体部品の清掃前と清掃後の写真です。

清掃前

見事に埃まみれですね。

清掃後

綺麗になりました。

エアコンプロフィール紹介

製造メーカー:SHARP

型名:AY-Z22DE7

製造年:2010年製

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