【日本一周】車中泊ひとり旅part19(長野→群馬→新潟)

おはようございます、森山です。

本日は長野県のヘルシーテラス佐久南からスタートします。時刻は八時半。では出発です。

目次

白糸の滝

長野県の白糸の滝
観光地名白糸の滝
住所長野県北佐久郡軽井沢町
入場料無料
駐車場無料駐車場あり
入場時間24時間

まず始めにやって来たのは長野県の白糸の滝です。

白糸の滝を検索すると全国にいくつかありますが、白い糸が絶え間なく流れているように見えることからその名がつけられています。長野県の白糸の滝の特徴としては、落差は3mほどでそれほど高くはありませんが滝幅が70mと広いことが挙げられます。夜にはライトアップされるイベントが開催される時期もあるそうです。

ここにたどり着くには有料道路である白糸ハイランドウェイを走る必要があります。通行料金は普通車で500円ですが、白糸の滝は白糸ハイランドウェイの中間に位置しています。ゆえに通行料金を1度支払うだけで済みます。

私は、行きは白糸の滝から見て西側の道を通行し、帰りは東側の道を通行しました。走りやすさや道幅などはどちらも大した差はありませんでしたが、おそらく西側のルートのほうが交通量が多かったと思います。実際に地図を見てみると西側のほうが交通の便が良さそうに感じます。

道路沿いにはたくさんの無料駐車場が並んでいます。人が混み合っていた場合は滝への入り口付近には駐車できずに結構な距離を歩く必要があるため、人混みを避けた時間に来ることをおすすめします。

滝の入口には売店やトイレがあり、そこから200mほど歩くことで白糸の滝行くことができます。

その200mの間で土砂が崩れており、大木が倒れていました。

測量機を使用して測量していましたが、足元の悪い斜面を歩いている姿をみて大変な仕事だと感じました。

測量は緻密な精度が求められるのと同時に、危険も伴う高度な仕事なので尊敬しています。

さらにその先へ進めば、そこには神秘的で美しい滝の空間が広がっています。

全国にある白糸の滝を見比べたわけではありませんが、長野県の白糸の滝は、白糸の滝の中でも人気上位に食い込むのではないでしょうか。最高の癒し空間でしたね。

他の白糸の滝にも足を運んでみたい気持ちになりました。

富岡製糸所

富岡製糸場
観光地名富岡製糸場
住所群馬県富岡市富岡
入場料大人1000円
高校・大学生250円
小・中学生150円
未就学児無料 
(団体割引あり)
駐車場有料駐車場多数あり
少し離れた所に無料の市営駐車場あり
入場時間9:00~17:00(最終入場16:30)

富岡製糸所は国宝及び世界遺産に指定されており、日本の産業の発展に大きく貢献した歴史的価値のある場所です。

当時の貿易では生糸の輸出が盛んに行われていましたが、生糸の需要が高まると共に粗悪品が横行したため、国内最大の製糸場を建てようとの流れになったわけです。生糸の生産が盛んだったフランスから技術者を呼び調査した結果、富岡に製糸場を建てることが決定しました。

敷地内は繰糸所や診療所、寄宿舎などが設置され、まるで一つの集落かのように人々が仕事をしながら生活をしていました。

近代の日本を支えた富岡製糸場でしたが、化学繊維の発展などで生糸の需要が少なくなったことで衰退していき、1987年に操業が停止され115年の歴史に幕を閉じました。

このような当時の歴史を学ぶことができ、たくさんの見どころがある富岡製糸場ですが、最も印象に残っているのは西置繭所(にしおきまゆじょ)です。

富岡製糸場の西置繭所

西置繭所は、当時は製糸の原料である繭を貯蔵する場所として活用されていましたが、現在では展示スペースとして活用されています。

製糸に纏わる歴史などの展示物とともに、16mもある巨大な年表で操業前から現在までの歴史を学ぶことができます。

建築方法に関する展示もあるので、建築好きならより楽しめると思います。

糸の歴史ここにあり。そして日本の歴史もここにあり。

正直、来る前は有名だからとりあえず行ってみようなんて気軽な気持ちでしたが来て正解でした。領土を取り合っている時代より、近代の歴史のほうが好きかもと思えるいい場所でした。

清津峡渓谷トンネル

清津峡渓谷トンネル
観光地名清津峡渓谷トンネル
住所新潟県十日町市小出
入場料高校生以上800円、小中学生400円(団体割引あり)
※イベント開催中には特別料金となり少し高くなります。
駐車場無料駐車場あり
第1〜第3駐車場と臨時駐車場の4つあります。
入場時間8:30~16:30(閉坑時間17:00)

清津峡は日本三大峡谷のうちの一つとされています。

有名なので来てみましたが清津峡渓谷トンネルに導かれました。トンネル全長は約750mです。4箇所の見晴所があり各通路は数種類の色の光で演出されています。どこかの民族の生贄を捧げる儀式を思わせる奇妙な音楽も流れており、来るものの心を不思議な空間へと誘います。

4箇所の見晴所には各々テーマがあり、景色と共にアートを楽しむことができます。

第一見晴所

清津峡渓谷トンネルの第一見晴所

トンネル入口から400mほど歩くと第一見晴所に到着します。とてもシンプルな造りの見晴所です。

第二見晴所

清津峡渓谷トンネルの第二見晴所

第一見晴所から60mほど歩くと第二見晴所に到着します。

テーマは「Flow」とのことです。真ん中にある鏡面物体は実はトイレになっています。ストライプ模様を球体の鏡面で反射させることで、異世界空間を醸し出しています。

またトイレの中から見晴所の空間を見ることができ、テーマは「見えない泡」とのことです。

第三見晴所

清津峡渓谷トンネルの第三見晴所

第二見晴所から60mほど歩くと第三見晴所に到着します。

テーマは「しずく」とのことです。鏡面は赤いライトで照らされており、角度によっては外からの風景を反射して、不思議なコントラストの景色となります。

これをみてナウシカを思い浮かべた人は私だけではないはずです。

パノラマステーション

清津峡渓谷トンネルのパノラマステーション

パノラマステーションはトンネルの最も奥に位置している見晴所です。第三見晴所からでは200mほど歩いた所に位置しています。

テーマは「ライトケーブ(光の洞窟)」とのことです。

清津峡の景色が水面とトンネルに反射され、幻想的な空間を体験できます。なお、水は薄く張ってあるだけなので靴のままでも歩くことができます。

水面が揺れないほどの風のない日と天候に恵まれれば、より幻想的な風景を見れることでしょう。

トンネルは片道20分くらいなので、トンネルのみなら1時間程度の滞在時間となります。トンネル入口のエントランスにはカフェや売店、足湯などがあるので、ゆっくりと過ごした場合は2時間程度の滞在時間となるでしょう。

景色とアートを融合させた幻想的で美しい場所、清津峡に足を運んでみてはいかがでしょうか。

清津峡を満喫した後は、日本三大薬湯と呼ばれる松之山温泉のナステビュウ湯の山で汗を流しました。温泉には身体に対して健康的な効果を期待できますが、薬湯には漢方などが含まれており、より健康的な効果を持ち合わせていると言われています。

ここでは95℃の源泉を熱交換システムで成分濃度を薄めることなく温度調整しており、熱い湯船が苦手な人でも入れるようにぬるめの湯も用意されています。

道の駅 じょんのびの里・高柳

道の駅 じょんのびの里・高柳
施設名道の駅 じょんのびの里・高柳
住所新潟県柏崎市高柳町
駐車場無料駐車場
営業時間トイレ・駐車場は24時間利用可
11:00~20:00(店舗によって異なる)
※休館日あり

道の駅 じょんのびの里・高柳は山の中にひっそりと佇む道の駅です。ここには温泉とレストランが併設されており営業時間が少し長めです。

温泉があるならここで入っても良かったなと思いつつレストランに直行しました。

道の駅 じょんのびの里・高柳の海の親子丼

メニューを見てみると、1日10食限定の文字に目を奪われて海の親子丼に決めました。

皿の大きさは直径30cmほどで重さが3kgくらいありました。

もちろん味もうまかったです。

さてここでの車中泊ですが、山の中にあるということは虫が多いということです。少し窓を開けていたため蚊が侵入しました。窓を開けて逃がそうかとも思いましたが逆に侵入を許すことにもなりかねないので我慢しました。

朝起きると窓に2匹止まっていましたが、蚊に刺された形跡はないのでここは良しとしましょう。

今日の報告

感想

山道を走っていると工事で片側交互通行をしていてガードマンが誘導している場合もありますが、無人の信号機が置かれている所もあります。なんとその信号を無視して後ろから追い抜いていった車がいたのですが、あれって違反にならないのか気になりました。

結論から言うと、違反にならないとのことです。というのも工事用の信号機は、道路交通法における信号の定義にはあたらないらしく取り締まりの対象外らしいのです。しかしながら反対車線が見えていない状況などもあり予期せぬ事態になりかねませんので、たかだか1〜2分のことですから無視しないことが無難でしょう。

移動

本日の移動
└ 長野→群馬→新潟

目次