【日本一周】車中泊ひとり旅part27(北海道 稚内付近→知床)

博物館網走監獄の舎房

おはようございます、森山です。

道の駅マリーンアイランド岡島で車中泊しましたが、大変良く眠れました。睡眠時間は12時間くらいですね。なんか車中泊って家で寝るよりもよく寝れるのでは?って思い始めています。もう家いらないかもしれません。

はい、本日は9時出発です。

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能取湖

photo by 写真AC
観光地名能取湖(のとろこ)
住所北海道網走市能取港町
入場料無料
駐車場無料駐車場あり
入場時間24時間

能取湖の一番の見所といえばサンゴ草(別名アッケシソウ)です。

サンゴ草は秋の時期になると紅葉のように赤く染まり、真っ赤な絨毯と表現されることもあります。紅葉が綺麗だと思う人は、赤みを帯びたサンゴ草もきっと綺麗だと思うことでしょう。

ちなみにサンゴ草はサンゴは全くの別物です。サンゴ草は植物、サンゴは生物、サンゴ礁はサンゴの群れによって作り上げられた地形と区分されます。

能取駐車場

私が最初に駐車したのは、能取湖の西側にある能取駐車場です。運転手の休憩場所として使われているようなこじんまりとした駐車場だったので、もう一つ違う場所に行きました。

それが能取湖の東側にあるレイクサイドパーク・のとろです。

レイクサイドパーク・のとろ展望台

レイクサイドパーク・のとろの駐車場に停め、展望台と書かれた矢印の方向に進んで行きました。

その展望台とは、平地にある手すりの付いた展望台でした。ちょっとしょぼいですかね。

レイクサイドパーク・のとろ展望台からの景色

展望台からの景色がこれです。

奥に若干赤くなっている地帯があるけど、あれがサンゴ草で手前がただの雑草なのかな?それとも手前もサンゴ草でこれから赤くなっていくのかな?

ちょっとわかんねぇっす。

レイクサイドパーク・のとろは、どちらかというとキャンプ場での利用が多いみたいですね。

今調べてみた感じだと、能取湖の南側にある卯原内サンゴ草群落地がとても良さそうな雰囲気をしています。今更ながらそこに行けばよかったと思っていますが、行き当たりばったり旅なので情報収集能力が足りませんでした。時期的にもピッタリ合致していたので、もったいなかったですね。あ〜残念。

能取湖へ来る道中にはサロマ湖が近くにあり寄ろうか考えましたが、曇っていたのでやめました。晴れてたらきっと行ったと思います。サロマ湖もサンゴ草の名所なので、セットで観光するといいかもしれませんね。ちなみにサロマ湖周辺には佐呂間町があったことだけ言っておきます。

博物館 網走監獄

博物館網走監獄
観光地名博物館 網走監獄
住所北海道網走市呼人
入館料大人1500円、高校生1000円、小中学生750円
駐車場無料駐車場あり
入館時間9:00〜17:00(最終入館16:00)

次に来たのは博物館網走監獄です。始めに言っておきます。来てよかった。

網走監獄のことは詳しく知らなくても名前だけは聞いたことあるという人も多いはずです。私もその一人で、私のイメージとしてはただ極悪人を収容しているだけの施設かと思っていました。実は違って、北海道開拓の歴史がそこにあったんですね。

まずは無料駐車場に停め階段を登り橋を渡るとチケット販売所があります。そこで料金を支払いパンフレットを受け取ります。パンフレットには親切にも順路が示されていましたので、その通りに閲覧していきました。

基本的には、どのような施設があったのか、監獄ではどのように生活をしていたのか、どういう道具を使用していたのかなどの展示がされており、学べることはたくさんありました。

各展示施設には人間の模型が所々に配置され、当時の生活様式がイメージしやすくなっています。

博物館網走監獄の休泊所

ただ一つビックリポイントがあって、この小屋の入口に入るとすぐ横に人間の模型が置かれています。たぶん何も知らないとビックリします。

おそらくわざと驚かせる配置をしているんだと思います。遊び心ですね。

博物館網走監獄には20個ほどの施設があり、そのうち国の重要文化財に指定されている施設がいくつかありますので見所はたくさんあるのですが、個人的に一番興味を惹かれたのは監獄歴史館ですね。

博物館網走監獄の監獄歴史館

監獄歴史館は重要文化財ではありませんが、中には当時を語る展示品が多数ありました。

また臨場感あふれるシアターもあり、どの施設よりも一番長居してしまいました。

北海道の開拓は網走監獄に収容されていた1200人の囚人によって行われました。道路が開通すれば交通が盛んになり貿易も増えますからね。これこそが北海道開拓の歴史なんですが、その開拓は急ピッチで行われ過酷な労働を余儀なくされました。

宿泊小屋を移設しながら森を伐採し、時には橋を架け、来る日も来る日も道路を整備し続けました。極寒の地域でろくに睡眠や食事を摂ることもままならない状態でした。さらには病気などの蔓延によりたくさんの犠牲者が出たと言われています。死んだほうがマシと思えるような過酷な労働。極寒の僻地なので逃げることもできません。

当時の非人道的な扱いを肯定するわけではありませんが、そういった歴史があるからこそ今があるということ考えると感慨深いものがあります。

ところで施設内には刺青の入った人間の模型がありまして、入れ墨はいつの時代からあるんだろうなんて疑問も生じたので調べてみました。結論から言うと相当昔からあるとのことです。北海道の先住民族であるアイヌ民族も入れ墨を入れる風習があったとのことでした。まぁ詳しく知りたい方は自分で調べてくださいってことで。

ではなぜ、入れ墨は現代において悪の象徴のような扱いを受け評判が悪いのかも気になりました。これも結論から言うと、江戸時代には犯罪者への刑として入墨刑があり、その名残が今も続いているとのことでした。

オシンコシンの滝

オシンコシンの滝
観光地名オシンコシンの滝
住所北海道斜里郡斜里町
入場料無料
駐車場無料駐車場あり
入場時間24時間

知床に向かう道中、オシンコシンの滝を発見したので寄りました。付近の案内でオシンコシンの滝は知床八景のうちの一つだということも判明し知床に興味が湧きました。知床八景+αの知床だけを巡る旅なんかもいいかもしれません。オシンコシンの滝の感想は、デケェ滝だったってことでOK。

さてこの後は、知床国立公園を目指して進んでいたんですが衝撃の事実を知りました。知床国立公園という公園があるわけではなくて、知床の広域が知床国立公園と呼ばれ世界遺産となっているんですね。

つまり、知床国立公園を目的地にしていた私は、ここからさらにどこに行くか決めなければなりませんでした。とりあえず情報収集が必要なので、知床観光は明日に回すことにしました。近くの道の駅に車を停め、風呂、コインランドリー、飯、ガソリン給油をして明日に備えました。ついでに洗車もしたいですね。車内も掃除機かけたりエアーでホコリ飛ばしたりしたいですが、それはまた後日にします。

銭湯の近くに、知床八景の夕陽台という場所を発見しました。近くまで行ってみましたがキャンプ場利用者はこの先入れませんとの看板があり、入って良いものか不明だったので諦めました。日の入まで時間あるしまぁいいかって感じですね。結局、夕陽台とキャンプ場が別のエリアなのか、同エリアなのかはわかりません。

道の駅 うとろ・シリエトク

道の駅うとろ・シリエトク
施設名道の駅 うとろ・シリエトク
住所北海道斜里郡斜里町
駐車場無料駐車場
営業時間トイレ・駐車場は24時間利用可
9:00~18:00(店舗によって異なる)

今日の車中泊は、道の駅うとろ・シリエトクです。相変わらず車中泊の車が多いですね。この辺りは割と栄えていて、レストラン、コインランドリー、銭湯、ガソリンスタンドなどが近場にあり、観光客や旅人にありがたい道の駅だと感じました。

今日の報告

感想

北海道の道の駅やコンビニなど、ゴミ箱を設置していない場所がたくさんあります。毎日自販機で数本飲み物を買っているのですが、ゴミ箱がないので空き缶が溜まりがちです。一応コロナ対策でゴミ箱を設置していないとの名目だと思いますが、実際には車中泊旅などをしている人が多くゴミのマナー問題とかも原因の一つだと思います。

ところで明日の知床観光はどこに行こうか調査していたんですが、天に続く道という名所があるとのことを知りました。北海道は比較的直線になっている道路が多い印象ですが、天に続く道は18kmにも渡って直線が続いており、まるで天に続いているかのような道に見えるとのことです。近くには天に続く道展望台となるものもあるらしく興味が湧きましたが場所を調べてみると、なんと今日すでに走っていました。GPS履歴を確認したので間違いないです。いや〜気づかなかったですね〜。不思議ですね〜。記憶にはないけど記録には残っているのでまぁ良しとします。

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